ソフトバンクの野村勇内野手が22日、みずほペイペイドームの球団事務所で2度目の契約更改交渉に臨み、今季2100万円から約2・5倍となる3100万円アップの年俸5200万円でサインした(金額は推定)。16日の1度目の交渉は保留。

今回、金額の上積みはなかったが「金額ではなく、1年に1度のことなので。いろいろな話をしました」と説明し、内容の一部を「ユニホームが破れるので、ユニホームの枚数を増やしてくださいと。それが2度目になった原因です」と笑顔で明かした。

 4年目の今季は主力の故障で生まれたチャンスをつかみ、5月からスタメンに定着。126試合に出場し、打率2割7分1厘、12本塁打、40打点、18盗塁といずれも自己最高成績を残した。日本シリーズでは、日本一を決めた第5戦で決勝弾。球宴に出場し、侍ジャパンにも選出されるなど飛躍の年となったが「1年で終わらないように。2年、3年とやって一流なので、そこに近づけるように」と誓った。1年目の22年に2ケタ本塁打&2ケタ盗塁と活躍したが、2、3年目は低迷。「トントンといかないことは分かっている」と気を引き締めた。

 来季は今宮と本格的に遊撃のレギュラー争い。小久保監督も2人の勝負を宣言している。

昨年はその今宮のもとで自主トレを行った野村だが、来年1月は独立して滋賀で単独トレーニング。「(今季は)あの自主トレがあったから、この結果がある」と感謝するが、今宮からも「伝えることは伝えた。もう一人でできる」と背中を押されたという。「これからの野球人生のレベルアップにもつながる」と卒業し、師匠に挑む。

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