◆新日本プロレス「Road to TOKYO DOME」(22日、後楽園ホール)

 新日本プロレスは22日、後楽園ホールで「Road to TOKYO DOME」を開催した。

 第3試合の10人タッグでEVIL、成田蓮、SANADA、高橋裕二郎、金丸義信の「H.O.T」が海野翔太、上村優也、矢野通、YOH、マスター・ワトと対戦した。

 序盤から試合は大荒れ。途中でEVILがNEVERのベルトでワトを殴打しようと仕掛けた瞬間に1・4東京ドームでEVILの王座に挑戦するセコンドを務めた「練習生」ウルフアロンが飛び込んで阻止した。

 しかし、ウルフが逆にEVILのベルトで額を殴打されKO。場外に転落すると「H.O.T」のセコンドのディック東郷とEVILがウルフを拉致し花道の奥へ消えた。

 そこへLDH JAPANのダンス&ボーカルグループ「THE RAMPAGE」のメンバーでDDTプロレス所属のプロレスラーでもある武知海青がリングに飛び込み、上村、海野とトリプルドロップキックで裕二郎を蹴散らすも最後は、成田がワトをフォールし「H.O.T」が勝利した。

 波乱はさらに続く。バックステージでEVILがウルフをさらし、足で踏みつける暴挙を敢行。うつぶせになった2021年東京五輪柔道男子100キロ級金メダリストを見下し「オイ!ウルフよ!おめぇみたいな素人が上がれるリングじゃないんだ、この野郎!これで終わりだ」と罵倒し「オリンピックの金メダリストもたいしたことねぇな…ハッハッハ…」と高笑いを浮かべた。

 さらに1・4東京ドームを「デビュー戦はな引退試合にしてやるよ!分かったか!覚えておけ!ハッハッハ」と再び高笑いを残し水道橋の闇へ消えた。

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