韓国キウムからポスティング制度でパドレスに入団が決まった宋成文(ソン・ソンムン)内野手(29)が23日(日本時間24日)、決意を語った。サンディエゴのラジオ局「97.3FM The FAN」がインタビュー動画を公開し、宋成文は「パドレスファミリーの一員になれたことをとてもうれしい。

この素晴らしい機会と契約を与えてくれた球団に感謝してます。サンディエゴでプレーすること、そして今シーズンを迎えることが本当に楽しみ」と心境を語った。

 パドレスには21~24年の4年間、同じく韓国プロ野球からポスティング移籍した金河成(キム・ハソン)が在籍。連絡を取り合う仲だといい、「サンディエゴは素晴らしい街で、チームメイトやスタッフも最高だと教えてくれました。MLBへの適応は必要だが、挑戦するだけの力は十分にあると励ましてくれました」と、やりとりの一部を明かした。

 今季はKBOで打率3割1分5厘、26本塁打、90打点の好成績で、KBOの年間最優秀選手に選出された。11月15日に東京Dで行われた侍ジャパンとの強化試合では森浦(広島)から一発を放った。今季は646打席で96三振とコンタクト率も高い。

 三塁以外に一塁、二塁でも出場経験があるなどユーティリティーな一面も兼ね備えている。ポジションの希望については「チームには素晴らしい内野手が揃っているので、主力選手の休養日やチームが必要とする場面で、ユーティリティとして役割を果たしたい。与えられた役割を全力でこなす準備をしています」と、意気込んだ。

 パドレスは22日(同23日)に宋成文との4年契約を発表。

現地報道などによると総額1500万ドル(約23億7000万円)とみられる。

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