◆第70回有馬記念・G1(12月28日、中山競馬場・芝2500メートル)追い切り=12月24日、栗東トレセン

 ダノンデサイル(牡4歳、栗東・安田翔伍厩舎、父エピファネイア)の安田翔伍調教師が共同会見を行った。

 ―この中間の調整で意識したことは。

 「体の面は、レコード決着の後だったので、使ったことによる反動がないかは見ましたが、そこは問題なかったです。体力面の方は、1回使ってむしろ上積みも感じているぐらいですが、それを台無しにしないように、冷静に馬がレースを迎えられることが重要だと思いますので、精神面をより穏やかにすることを心がけて調整しています」

 ―最終追いは安田調教師自身が騎乗し、栗東・坂路で55秒3―13秒5。

 「ジャパンCを踏まえたときに、もう一段階(精神的に)穏やかな状態を求めてもいいのかなと感じたので、今日はもう過度な刺激や指示を出すことなく、気持ちを損ねないように。本当に軽い追い切りでした」

 ―前走のジャパンCでは、ゴール後に放馬して外傷を負ったが、問題はないか。

 「程度は非常に軽いもので、継続的に治療を必要とするものでもなかったです。放馬したことによって精神面の乱れがあるかないかを慎重に見たんですけど、今回のレースを目指す上では問題ないと判断して、出走の決断をしました」

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