有馬記念ウィークに注目を集めていた人気馬がまさかの除外にSNSでは落胆の声が寄せられている。12月14日に最終回が放送されたTBS系日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」で、ロイヤルファミリー役を演じたブレイヴソルジャー(牡2歳、美浦・新開幸一厩舎、父ファインニードル)が、27日の中山5R・2歳新馬(芝1600メートル)でデビューを予定していたが、出馬登録の抽選で無念の除外となってしまった。

 有馬記念を舞台にしたドラマ出演の馬が、現実の有馬記念前日に初陣を迎えるはずだった。新開調教師は「素軽いし、芝向きだと思う。なんといってもゲートは抜群に速いね。合格点ですよ」と自信を見せていたが、27日の中山5Rはフルゲート16頭に対して、27頭がエントリー。11頭が除外になる狭き門を超えられず、デビューは見送りとなった。

 「ザ・ロイヤルファミリー」は、馬の世界を舞台に、夢を追い続けた熱き大人たちが家族や仲間たちとの絆で奇跡を起こしていく、人間と競走馬の20年にわたる物語。原作は山本周五郎賞やJRA賞馬事文化賞を受賞し、日本ダービー、有馬記念の際にスポーツ報知にエッセー「また満員の競馬場で」を寄稿している早見和真氏。佐藤浩市、松本若菜、「Snow Man」目黒蓮ら豪華なキャストも話題となり、最終回の世帯平均視聴率は11・4%を記録した。 

 ロイヤルファミリー役の除外にSNSでは「走らないだと!!?」「折角の有馬週デビュー予定だったのに」「駄目だったか」「非当選!ガーン」「抽選外れちゃったのかあ 残念」「今週デビューならずか…」などの反応が寄せられている。

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