◆第70回有馬記念・G1(12月28日、中山競馬場・芝2500メートル)=12月26日、栗東トレセン

 22年にイクイノックスが制した9番枠からスタートするダノンデサイル(牡4歳、栗東・安田翔伍厩舎、父エピファネイア)は落ち着き十分に栗東・坂路を74秒5―19秒1で駆け抜けた。安田調教師は「レースに向けてなだめるための調整をしました」と説明。

中間は冷静にレースへ向かうことを重視して調整されてきた。24日の坂路での追い切りも55秒3―13秒5と時計は控えめ。しかし、動きは実にしなやかで充実ぶりを感じさせた。

 24年のダービーを制し、今年のドバイ・シーマクラシックは世界の強豪を相手に貫禄勝ち。実績上位であるのは明らかだ。それでもトレーナーは「今日の調教を踏まえてどういう反応が出るかですね」と冷静沈着だった。

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