◆第148回中山大障害・JG1(12月27日、中山競馬場・障害芝4100メートル、良)

 暮れのジャンプレースの大一番は10頭立てで争われ、1番人気のエコロデュエル(牡6歳、美浦・岩戸孝樹厩舎、父キタサンブラック)が、最後の直線でネビーイームとのデッドヒートの末、5馬身差で勝利。中山グランドJに続く春秋のJG1連覇を達成した。

春秋Vは、15年アップトゥデイト、16、17年オジュウチョウサンに続く延べ4頭目の偉業。草野太郎騎手は当レース初勝利。勝ちタイムは4分46秒8。

 同馬はそれまでJG1で3、4、2着と惜敗続きだった今春の中山グランドJで、4分50秒5のレコード勝ち。うっぷんを晴らすかのように8馬身差を付けて圧勝した。休み明けの前走は2着に終わったが、大舞台できっちりと結果を出した。

 2着は2番人気のネビーイーム(小牧加矢太騎手)、3着は4番人気のフェーレンベルク(上野翔騎手)だった。

 草野騎手(エコロデュエル=1着)「思ったより冷静に乗れたと思います。ジョッキーカメラには『アー』とか『キャー』とかも入っていないと思います。最後は熱くなりましたけど。ネビーイームがこちらをみながら来ると思ったら逃げたので、道中はやられたかなとも思いましたが、この形でも結果を出してくれて良かったです。 春秋制覇? 今年の春に勝たせていただいてからずっと暮れも勝って、文句なしで最優秀障害馬にというのを目標にしていたので。

強いエコロデュエルを見せられて良かったです。ホープフルSと同日でお客さんもいっぱいいるなと感じましたし、障害レースも面白いなと思ってくれたらうれしいです」

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