今年のG1シーズンを締めくくる有馬記念(12月28日、中山競馬場・芝2500メートル)は、2番人気でクリスチャン・デムーロ騎手とコンビを組んだミュージアムマイル(牡3歳、栗東・高柳大輔厩舎、父リオンディーズ)が制覇。この結果を受けて、現役時代に中央&地方で通算4464勝を挙げた元騎手の安藤勝己氏(アンカツ)が28日のレース直後に自身のX(旧ツイッター)で更新した。

 3歳で頂点に立ったミュージアムマイルに安藤氏は「相手をダノンと決めて道中クリスチャンは動かなかった。圭太の進路を辿り仕掛けてからは手応え違ったからね」と鞍上の手腕を評価。続けて「成長期の3歳馬で3キロ(※)軽い斤量も瞬発力の手助けをしとる」(原文ママ)と見解を示した(※実際は2キロ)。また、12番人気で2着に好走したのはコスモキュランダ。「ここのところ行けるようになってて、中山巧者ぶりを武史が活かした。復活のファインプレー」と鞍上をたたえた。

 昨年の3着馬ダノンデサイルは今年も3着に。「JC使ったことでガスが抜けた。ある意味でレースを支配してたし、勝ちに動いて強い3着」と評価しつつ、「ただ、昨年もそうやったが、このコースだと追い出してから内にモタれる。そのあたりはベリベリチャンネルのプレイバック待ちやね」と分析している。1番人気で4着に敗れたレガレイラは「ゲート」と敗因を指摘。さらに途中でハナに立ったメイショウタバル(13着)には「考えて乗りすぎたかな」と見解を示している。

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