巨人・田中将大投手の日米通算200勝達成に密着した日本テレビ系ドキュメンタリー特別番組「田中将大3/200の真実」(午前6時)が29日に放送された。
番組では田中のほか、キャンプから指導した久保康生巡回投手コーチ、桑田真澄前2軍監督へのインタビューを中心に構成され、あと3勝に迫った200勝へ苦悩する姿などを伝えた。
楽天での2024年を1軍登板1試合、勝利なしで終えて巨人に移籍した田中。久保コーチは田中の投球について「相手からすると見やすい、戦いやすい投手にしてしまっている」と話した。球威より投球術を駆使することを提案した桑田前2軍監督は「アウトローのストレートを磨いていこう。本物のアウトロー。(今のアウトローは)ボール2つ高いよ」と伝えたという。
これに田中は「自分の中でも俺、こうだったよなって、思い出すようなこともあった。バランスのいいフォームで投げないと本当のアウトローには投げられないと思うので、桑田さんに言われて、やっぱりそうだなと」と話した。
今季1勝目、通算198勝を挙げてから苦しみ、8月にようやく199勝目。しかし、それから3連敗。ようやく今季最後の登板となる9月30日に200勝を達成した。
桑田前2軍監督はこの1年を振り返り、田中について「この年になると、自分の色とか考えだけに走りがちなんですけど、(田中は)色んな人の話に耳を傾けて、色んなことにトライしている。(話を聞いてくれて)僕自身もすごくうれしかった」と語った。
そして、田中に向けて、久保コーチは「日本全国の野球を見る子どもたちが『田中のまねだ』ってやるように、強く残像を残していってほしい」と切望。
桑田前2軍監督は「現役が終わった時は(人生では)まだ5回裏が終わったくらいで、人生の勝利投手になるにはその後が大事。50代、60代、70代とまだまだ人生の試合は続いていくので、僕なんてまだ6回裏が終わったくらいかな。(田中には)人生の勝利投手になってもらいたいと思います」とメッセージを贈った。
これらを聞いた田中は「こういう言葉をもらえるのは、自分は幸せだなと思います。すごく心に響くというか、これから先、自分の中ではまだやめられないなと思ってますし、もっともっと勝ちたい、それに尽きますね」と話した。










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