米移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」は28日(日本時間29日)、ヤクルトからポスティングシステムを利用し、Wソックスに2年3400万ドル(約54億円=契約当時のレート)で移籍した村上宗隆内野手(25)の争奪戦にDバックスも加わっていたことを報じた。

 同サイトによると、「村上はDバックスが獲得を検討していたアジア出身選手のうちの一人」だったようだ。

「球団の内野事情を考えれば(村上の補強を目指したことは)理にかなっていた。一塁手のネーラーと三塁手のスアレスは(今年7月末の)トレード期限でそれぞれマリナーズに放出された。(来季は)トッププロスペクトのローラーが三塁に入る予定だが、一塁は依然として不透明なままだ」と指摘した。

 同サイトは以前、巨人から同システムを利用し、交渉期限が来年1月4日午後5時(同5日午前7時)に迫っている岡本和真内野手(29)の移籍先として、Dバックスを予想していた。「Dバックスは今季、一塁のOPSがリーグで5番目に低かった。村上が移籍市場から外れた今、球団は少なくとも(一塁手候補の)スミスと組み合わせる右打ちの補完役、場合によっては、全面的なアップグレードを模索することになるかもしれない」。現在、岡本の移籍先候補として報じられている7球団の中にはDバックスも含まれており、岡本が村上の“代役”となるかもしれない。

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