明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

12月27日のホープフルSで4着だったアーレムアレス(牡3歳、栗東・橋口慎介厩舎、父ハービンジャー)に注目している。いや、デビュー前から注目していた。記者が大好きなアーテルアストレア(ダートグレード競走を3勝)の弟でもあり、熱い視線を送ってきた。

 デビュー戦は好位から速い脚を使って快勝。2戦目の札幌2歳Sでは出遅れてしまったが、外を回って4着と力は見せた。3戦目の黄菊賞では勝ち馬に先に動かれたぶんの負け。ホープフルSは内枠からロスなく運べたが、直線で勝ち馬に前をカットされるシーンも。それでも勝ち馬と並んで最速の上がりを使って4着と、負けたが希望の見える内容だった。外を回さずに、内をさばいてきたのも好感が持てる。

 ホープフルSのレース後、担当の酒井助手は「この子、やっぱりすごいわ」とポテンシャルの高さを再認識していた。初の関東への輸送だったが、落ち着いていて動じることもなく、収穫は大きかった。まだまだ完成は先という見立てで、厩舎も菱田騎手もきっちりと育ててきている。

菊花賞の頃には、すごい馬になっているはずだ。

 1勝馬のため、どこかで賞金を加算するか、優先権をとるしか皐月賞に出る道はないが、折り合いに不安もなく、非常に優等生な馬。普段を見ていると、姉に似て人を信頼しているところがよく似ている。このまま成長して、アーレムアレスが完成するのを楽しみにしている。(山下 優)

編集部おすすめ