米大リーグ公式サイトで各種記録に精通するサラ・ラングス記者が30日(日本時間31日)、同サイトで「2025年、野球が最高だった25の理由」として特集記事を掲載した。

 ドジャースが球団史上初の連覇で締めくくった25年シーズン。

同サイトが、まず名前を挙げたのが、ワールドシリーズMVPにも輝いたドジャース・山本由伸投手だった。「山本伝説」として紹介し、「WS第2戦で完投、第6戦で6回、そして第7戦で最後の2回2/3を投げ、ワールドシリーズMVPを獲得した。2001年のランディ・ジョンソン以来となるWS3勝を挙げた投手となった。敵地3勝は史上初。第6戦と第7戦の両方に勝利した史上4人目の投手で、その両方を敵地で勝利した史上初の投手でした」と、数々の記録を並べて絶賛した。

 また、3年連続4度目のシーズンMVPを獲得したドジャース・大谷翔平投手は「大谷の試合」「ショータイム」の見出しで複数“選出”。「これまでのキャリアで数多くの印象的な試合をしてきた」とした上で、ナ・リーグ優勝決定シリーズ第4戦の偉業に触れ、「1試合で3本塁打を放った試合で、5奪三振以上を記録したMLB史上初の選手であり、実際には10三振を奪った」と紹介。打者として50本塁打以上、投手で50奪三振を記録したことを受け「またしても前例のないシーズンを送り、新たな『50―50クラブ』を打ち立てた」とした。

 日本人以外では、スイッチヒッターおよび正捕手としてシーズン最多となる60本塁打を放ったマリナーズのローリーや、56発で大谷との本塁打争いを制したフィリーズのシュワバーらの奮闘も紹介。ブルージェイズの新星右腕イエサベージや満票でア・リーグ新人王に輝いたアスレチックスのカーツなどの新人も取り上げ、今季を盛り上げた理由として挙げた。同記者は「経験豊富なベテランスターたちが引き続き人々を驚かせる一方で、新しい名前の選手たちが球界最高の選手たちの仲間入りを果たすのも目にした。ファンに愛された選手たちに別れを告げ、歴史的な初のできごとも目撃した。

要するに、野球はまたしても最高だった」と記した。

編集部おすすめ