巨人からポスティング制度を利用してメジャー移籍を目指している岡本和真内野手(29)の45日間の交渉期限が米東部時間で4日午後5時(日本時間5日午前7時)に迫ってきた。岡本はすでに渡米し、ボラス代理人らと最終面談を行っているとみられる。

 これまでパドレス、パイレーツ、エンゼルスなどが最終候補として名前が挙げられ、ブルージェイズ、Rソックス、Dバックス、カブスを含めて7球団が候補とみられていたが、3日、米移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」は、MLB公式サイトのM・ファインサンド記者が岡本争奪戦に関与している球団としてマリナーズをリストに加えたことを報じた。

 昨季24年ぶりにア・リーグ西地区を制したマリナーズは、49本塁打の三塁スアレスがFAとなり、ポジションは空位。さらに「トレード・ルーマーズ」は「仮にスアレスと再契約しても、三塁での起用よりも、指名打者としての出場機会を多く与えられる可能性が高いと見られている」と指摘した。

 岡本は三塁だけでなく、一塁、左翼を守れるユーティリティー性も魅力。マ軍には一塁にネーラー、左翼にアロザレーナと不動のレギュラーが存在するが、同サイトは「ネーラーやアロザレーナが指名打者の日、あるいは完全休養日を取る場合、岡本がこれらのポジションで出場する可能性もある。アロザレーナは26年シーズン後にFAとなるため、岡本が左翼で得る出場機会は将来的に長期的なフィットとなり得るかを見極めるための“試用”とみなされる可能性もある」とした。

 また、今オフは同制度を利用した日本人選手が当初の予想よりも控えめな契約となっている点もマリナーズには有利に働くという見解だ。ヤクルト・村上は2年3400万ドル(約54億円)でホワイトソックス、西武・今井は3年最大6300万ドル(約99億円)でアストロズと合意しており、「トレード・ルーマーズ」は「岡本もまた、想定より低い金額で契約する可能性は十分にある。(今井のような)オプトアウト(契約破棄)条項付きの短期契約は、マリナーズにとって魅力的かもしれない。高額な要求に応じるよりも、(将来的には)追加の財政的支出を伴ってでもこうした契約形態の方が好ましい可能性がある。マリナーズは今季再び優勝争いをできる力があること、そして日本人選手を長年歓迎してきた歴史を持つことを踏まえると、岡本にとっても魅力的な移籍先に映るだろう」と伝えた。

 今オフのマリナーズは、昨年11月のGM会議でホランダーGMが村上の代理人に接触したことを明言するなど早い段階で争奪戦に加わっていた。

その後は同GMが「最優先事項」としていたネーラーの引き留めに成功。5年9250万ドル(約143億6000万円=当時のレート)で再契約し、通算104本塁打の一塁手を確保していた。

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