巨人からポスティングシステムでメジャー移籍を目指していた岡本和真内野手(29)がブルージェイズと4年総額6000万ドル(約94億円)で契約合意したことが3日(日本時間4日)、分かった。45日間の交渉期限が米東部時間1月4日午後5時(同5日午前7時)に迫っていた中での電撃合意となった。

 ブルージェイズは、25年に94勝68敗でヤンキース、レッドソックスら強豪がひしめくア・リーグ東地区を10年ぶりに制してポストシーズンに駒を進めると、1993年以来32年ぶりにワールドシリーズに進出。ドジャースとの死闘となった頂上決戦では、3勝3敗で迎えた第7戦の9回1死までリードを奪っていたが、逆転負けを喫し、あと一歩で頂点には立てなかった。一塁には主砲のゲレロが君臨。岡本は巨人でも主戦場だった三塁での起用が見込まれる。

 ブルージェイズは昨オフに佐々木朗希投手(24)、2年前のオフに大谷翔平投手(31)の獲得に動き、ともに最終候補のひとつに残っていたとされている。特に大谷がFAだった23年12月には、大谷が乗ったとみられていたロサンゼルス近郊の空港からトロントへのチャーター機に大きな注目が集まったが、大谷は乗っていなかったという騒動もあった。

 25年には2人が加入したドジャースとワールドシリーズで対戦。シュナイダー監督はワールドシリーズ開幕前に「彼が我々とのミーティングの時に持っていったブルージェイズの帽子をちゃんと持ってきてくれたことを願っている。ようやく返してくれたらいいのだが。それから、デコイ(愛犬のデコピン)用のジャケットもな。そろそろ我々のものを返してくれと言いたいところ(笑)」とジョークを交えた異例の要望を出し、大谷は「うちのガレージに取ってあります」と笑い飛ばしていた。

 ◆トロント・ブルージェイズ 1977年、モントリオールに次いで2チーム目のカナダのチームとしてシアトル・マリナーズとともにア・リーグに参入。

1985年に初の地区優勝、1989年に史上初の開閉式屋根付きスタジアムのスカイドーム(現ロジャーズセンター)完成後、チームもより強化され1992、93年に2年連続ワールドチャンピオンとなった。日本プロ野球出身選手は大家友和、五十嵐亮太、川﨑宗則、青木宣親山口俊菊池雄星がかつて在籍。

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