巨人からポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指していた岡本和真内野手(29)が3日(日本時間4日)、ブルージェイズと4年総額6000万ドル(約94億2000万円)で契約合意した。複数の現地メディアが報じた。

45日間の交渉期限が4日(同5日)に迫っていた中で、電撃的に決まった。23~25年まで巨人担当の宮内孝太記者が、その人柄を見たー。

 重圧がかかる戦いであればあるほど燃える。岡本はそんな野球人だ。優勝争いが佳境を迎えた24年シーズンの終盤戦で大活躍したことは記憶に新しい。「チームが勝たないと意味がない」と常々語る岡本は、しびれるV争いのプレッシャーを原動力に変えていた。

 思い返せば23年WBCでもだった。準々決勝(イタリア戦)と決勝(米国戦)でそれぞれ本塁打を放つなど、躍動。日の丸を背負って頂点を目指した戦いを「野球って楽しいなと思った」と振り返る。まさに勝利が求められる緊迫感のある試合や、優勝争いを“大好物”にするタイプ。その点で、ヤンキースやRソックスら強豪ひしめくア・リーグ東地区に属して、ヒリついたシーズンを期待でき、昨季はWSにも進出するなど、戦力が充実するブルージェイズはぴったりな環境で、らしい選択と言える。

 これまで日本人選手が8人在籍し、迎え入れる土壌があることも追い風になる。

「いろんな人を見ている」とメジャー通で知られる岡本はゲレロなどとの共闘にも心を躍らせているに違いない。伝統球団の主力として常勝を求められてきたことも必ずプラスに働く。夢舞台で勝利の先導者となっている姿が待ち遠しい。(23~25年巨人担当・宮内 孝太)

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