今年のドラフト戦線も逸材がそろう。高校生の目玉は194センチ、101キロの恵まれた肉体を誇る山梨学院の投打二刀流・最速152キロ右腕の菰田陽生(2年)だ。

スカウト陣の熱視線が注がれる。

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 その存在は、唯一無二の輝きを放っている。菰田が194センチの身長から投じる最速152キロのストレートは容易に安打を許さない。長いリーチを生かして振り抜いた打球は、異次元の速度で飛んでいく。

 ドジャース大谷翔平に憧れる17歳は「高さと勢いのあるボールに、豪快な打撃が持ち味です」。昨年、春夏の甲子園に出場して、投手では19回2/3で被安打9、自責点3。打者としては24打数10安打、打率4割1分7厘の数字を残した。

 今春は、チームの方針として投手に比重を置いて臨む。菰田自身も「ピッチャーの方が楽しい」。ドラフトを視野に意識するのは、昨秋、ロッテから1位指名を受けた健大高崎・石垣元気の存在だ。「プロに行くなら1位で。まだ球速も体力も石垣選手に及ばないが、超えていきたい」

 投手か打者か。

以前、吉田洸二監督(56)は「ドラフト会議の際に、スカウトの方が論争するような選手になってもらえたら」と夢を語っていた。現在、スカウトの大半が「ともに伸びしろがある。時間をかけて見極めたい」と話す一方で「エンジンとサイズは魅力。投手に特化すれば」、「逆方向への打球が素晴らしい」とそれぞれの“推し”も存在する。若き二刀流は周囲に話題を提供しつつ、さらなる成長を遂げていく。(浜木 俊介)

 ◆菰田 陽生(こもだ・はるき)2008年12月21日、千葉・御宿町生まれ。17歳。小学1年で野球を始め、中学時は千葉西シニアで投手、一塁手としてプレー。山梨学院では1年春の関東大会でベンチ入り。高校通算32本塁打。194センチ、101キロ。足のサイズは32センチ。

右投右打。

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