◆第42回フェアリーS・G3(1月11日、中山競馬場・芝1600メートル)追い切り=7日、栗東トレセン

 小気味よい脚さばきを見せた。ブラックチャリス(牝3歳、栗東・武幸四郎厩舎、父キタサンブラック)は栗東・CWコースでシンドリームシン(5歳1勝クラス)を3馬身半先行。

穏やかな雰囲気を保ったまま駆け抜けた。直線では僚馬と体を併せ、軽快な伸びで半馬身先着。自ら騎乗した武幸調教師は「以前よりリラックスできている。いい傾向なのかな。そのぶんゆっくり距離を乗って、いい調教ができている」と成長を認めた。

 今回は2か月半ぶりの実戦で、帰厩後は入念に乗り込んだ。特に注意しているのは精神面。母ゴールドチャリスも武幸厩舎だったが、指揮官は「お母さんもピリピリしていた。気持ちが切れたら走らなくなった」と振り返る。落ち着かせつつも、闘争心を失わないように意識してきた。

 昨夏、函館・芝1200メートルで2歳コースレコードをマークし、デビュー勝ち。函館2歳S2着、ファンタジーS4着と、実績は確かだ。

前走は落鉄しながらも、残り1ハロンで先頭に立つなど、見せ場は十分だった。

 関東圏でのレースとマイルは未経験。トレーナーは「長距離輸送をして、初めて1泊する。競馬の日にどうなるか。(マイルでも)折り合いは大丈夫だと思う」と分析する。メンバーで唯一、3度目の重賞挑戦。経験値を武器に、初タイトルを手にする。(水納 愛美)

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