オリックス・宮城大弥投手(24)が結婚していたことが9日、分かった。お相手は同学年で、同じ沖縄出身の一般女性。

2025年12月末ごろに婚姻届を提出した。オリックスでは今季、3年ぶりのリーグ優勝へフル回転が求められるエース左腕は、3月のWBCでも侍ジャパン入りが期待される。さらなる飛躍を誓う26年を前に、最愛のパートナーを射止めた。

 宮城が幸せをかみしめた。「しっかりしていて、優しくて、包んでくれるような人です。いつもどこかに笑顔があって、そういうのが楽しいですね」。同学年で、同じ沖縄出身の一般女性とゴールイン。「僕は嫌いな食べ物がないし、何でもおいしいです。2人で食べるタコライスが一番好きです」と笑みがこぼれた。

 沖縄・興南時代から知っていた彼女の存在。交流するうちに、いつも前向きで明るい性格にひかれていった。「僕が自然体でいることができる存在だと思いました」。

プロポーズすることを決めたのは25年の12月。「地に足がつかない感じで、その日はずっとフワフワしていました。マウンドでもなかなかない感覚でした」。指輪を準備し、2人で旅行に出かけた。場所はきれいな夜景が見渡せるホテルの部屋。深呼吸をした。「結婚してくれませんか?」。「お願いします」。誠実で、真っすぐな思いが伝わった。

 25年は尊敬する山本由伸(ドジャース)から背番号「18」を受け継いだ。先発ローテーションを支え、奪三振率は両リーグトップの9・88を記録。一方で、勝ち星は2年連続の7勝にとどまった。

「何でも相談に乗ってくれて、一緒に悩んでもくれます。一緒に考えを出し合って、解決策を考えてくれる。常に僕をポジティブにしてくれます」。勝っても負けても結果を受け止め、前に進まなければいけない仕事。「とりあえず頑張るしかないでしょ」と、支えてくれたのが彼女だった。恩返しは大黒柱として、3年ぶりのリーグ優勝の原動力となること。「優勝して、2人で一緒に喜びたいです」とうなずいた。

 年末年始を地元の沖縄で過ごし、現在は大阪・舞洲を拠点に自主練習に励んでいる。25年にやや苦しんだ腰のコンディション不良も完治し、2月の宮崎キャンプへ仕上がりは順調だ。同学年で日頃から仲良しの紅林は24年に結婚。野球では毎年、勝ち星と本塁打数を競い合う間柄で、「結婚生活では先輩なので、またいろいろと聞きたいです」と、力を借りるつもりだ。

 連続世界一を目指す3月のWBCでメンバー入りが期待される。

23年の前回大会は1試合に登板し、1次ラウンドのチェコ戦でWBCの侍ジャパン最年少セーブを記録。「選ばれるならうれしいですし、僕の野球人生でも濃い月、濃い一年になると思います。本当にいろんな経験ができますし、何回も出たい気持ちは変わらないです」と、意欲を隠さなかった。守るものができ、心技体充実で迎えるプロ7年目。二人三脚でエース道を極める。

 【プラスα】宮城には最高の手本がいる。出発点はプロ1年目の20年、8月の誕生日だった。大阪・舞洲の選手寮。「山本由伸」と書かれた大きな箱を開けると、高級なスーツケースが入っていた。「そこまで絡みはないのに…」と驚き、うれしかったサプライズのプレゼントも。背番号の18とともに、生き方も受け継いだ。

 後輩の誕生日を知り、さらっと贈り物ができるのも由伸譲り。

「宮城さんにいただきました」と、感謝の言葉は何度も聞いた。25年のある試合でスタメンだった麦谷には条件を設定。「1本でもヒットを打ったらね」と明るい口調で伝え、ノルマをクリアした新人には高級スニーカーを届けた。

 「僕がしてもらってうれしかったことは、後輩にもしてあげないといけない」。2億円を超えた年俸と比例するような気配りや優しさ。同時に靴下はネット通販から10足単位でまとめ買いするなど、しっかりとした金銭感覚も持ち合わせている。チョコレート菓子やアイスクリームを好み、「でも、食べるのは登板後だけです」と笑っていた独身時代。最愛のパートナーとともに、穏やかで温かい家庭を築くはずだ。

 ◆宮城 大弥(みやぎ・ひろや)2001年8月25日、沖縄・宜野湾市生まれ。24歳。少年野球「志真志ドラゴンズ」で野球を始め、中学は「宜野湾ポニーズ」でプレー。興南では1、2年夏に甲子園出場。

3年時はU18日本代表に選出され、19年のドラフト1位でオリックス入団。21年に13勝を挙げ、パ・リーグ新人王を受賞した。23年のWBCでは侍ジャパンの世界一に貢献。通算成績は115試合で49勝29敗、防御率2・48。171センチ、85キロ。左投左打。年俸2億2000万円。

編集部おすすめ