◆第42回フェアリーS・G3(1月11日、中山競馬場・芝1600メートル、良)

 3歳牝馬の重賞、第42回フェアリーS・G3(中山)が11日に行われ、5番人気のブラックチャリスが重賞初制覇を決めた。津村明秀騎手(40)=美浦・フリー=はカラマティアノスで制した中山金杯に続き、年明けから2週連続の重賞勝利。

2着に10番人気のビッグカレンルーフ(松岡)、3着に11番人気のレオアジャイル(横山典)が続き、3連単は87万9080円の高配当となった。

 不惑を迎えた鞍上が、年明けから2週連続で魅せた。直線で前が開くと、ブラックチャリスは津村のゲキに応えるようにジリジリと前との差を詰め、最後は計ったように首だけ差し切った。「最高ですね!」。中山金杯に続く勝利に開口一番、喜びを口にしたあと、「1600メートルに延びて最後は苦しくなったところもありましたが、よく踏ん張ってくれました」と頑張りをたたえた。

 中山マイルでは不利とされる8枠から好スタート。鞍上は「枠順を見たときにきついなと思いましたが、この馬のセンスに助けられました。楽に良いポジションを取れました。そこからの折り合いもよかったのが一番の勝因かなと思います」と感謝した。一方で「マイルは正直、ギリギリだと思いますが、もっと力がついてスタミナもついてくれば変わってくるかもしれません」と今後の成長に期待した。

 鞍上は4日にカラマティアノスで中山金杯を制したばかり。5日が40歳の誕生日で、30代最後と、40代最初の重賞を見事に勝利で飾った。

好調の秘けつを問われると「別にコンディションは変わらずですし、たまたまです」と笑ったが、「良い締めくくりと、良い始まりができたので、これを続けていけるように頑張りたい」と気持ちを新たにしていた。重賞24勝のうち、1月は最多の7勝。今年も最高のスタートを切ったジョッキーから目が離せない。(三戸 達也)

 ◆ブラックチャリス 父キタサンブラック、母ゴールドチャリス(父トゥザワールド)。栗東・武幸四郎厩舎所属の牝3歳。北海道安平町・ノーザンファームの生産。通算4戦2勝。総獲得賞金は6259万3000円。重賞初勝利。馬主はフィールドレーシング。

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