◆第66回京成杯・G3(1月18日、中山競馬場・芝2000メートル)=1月13日、美浦トレセン

 重賞初制覇を狙うグリーンエナジー(牡3歳、美浦・上原佑紀厩舎、父スワーヴリチャード)は、指揮官が初めて見た瞬間にほれ込んだ逸材だ。

 出会いは24年のセレクトセール。

「見た目が格好良くて、ほれぼれしました」。上原佑調教師は多くの1歳馬が立ち並ぶ会場で、その姿を鮮明に覚えている。

 当時は管理する予定はなかったが、後になって預託の話が飛び込んできた。「声がかかってうれしかった」。こうして父と同じ栗毛の若駒は、23年開業の若手トレーナーの下で鍛錬を積むことになった。

 昨年6月の東京開幕週のデビュー戦は3着に敗れたが、休養後の前走は2番手からノーステッキで3馬身差の楽勝。上がり3ハロン32秒9と、大器の片りんを示す勝ち方だった。「気性が勝っているタイプですけど、手の内に入るようになってきました」。

 中間も、陣営はリラックスすることを重点に調整。13日は65秒2のゆったりとしたペースで美浦・坂路を駆け上がった。「精神的な成長が見られますし、緩さも解消してきています」と、確実なステップアップを見せている。

 厩舎は昨年、2歳戦で美浦トップの11勝。

楽しみな3歳馬を多く管理するなかで、スワーヴリチャード産駒に大きな期待をかけている。「ウチの同世代のなかで能力はトップクラス。体がすごく柔らかくて、これは走る芝中距離馬の特徴」。さらなる飛躍を見据える上原佑厩舎の真打ちが、皐月賞と同じ舞台で、その実力を見せつける。(浅子 祐貴)

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