ソフトバンク・上沢直之投手(31)が15日、「有原なき26年」へ大黒柱の誓いを立てた。沖縄・宮古島で自主トレを公開し、初のブルペン入りで座った捕手に30球。

24、25年に2年連続で最多勝に輝き、25年はチーム最多の175イニングを投げた有原が日本ハムへ移籍することを受け止め、「鉄人化」を宣言した。

 「有原さんが抜けると、イニングを誰かが消化しないといけない」。移籍1年目の25年は先発ローテの一角として、23試合でともに自己最高の12勝(21年も12勝)、防御率2・74をマーク。それでも「去年(25年)以上の成績を残すことは、有原さんがいても、いなくてもやりたいと思っていた。できていたことを継続して、それを(レベル)アップできるように」と、日本ハム時代の23年に記録した自己最多の170回超えを意識した。

 25年シーズン終了後は平均球速の向上を求め、ウェートトレーニングで3~4キロほど増量。「あまりにも走れなかったら、ちょっと減らそうかなと思っていたけど、意外とランニングもいけている。筋量もしっかり上がり、本当にいいトレーニングができた」と、現時点で92キロの「自己最重量ボディー」への手応えは十分だ。その上で「体を大きくしても、野球につながらないと意味がない。もうちょっと絞った方が動きやすかったらそうしようかなと思うし、絞る必要がなければそのまま…」と今後はピッチングの調子などを踏まえ、ベスト体重へと仕上げていく構想だ。

 先発ローテとして安定したパフォーマンスを発揮するためには、肩肘の負担軽減も重要な要素。「野球のボールを持つ以外のトレーニングで、投球につながる動作が練習できれば」と、この日は投球動作につながるメディシンボール投げの動きを反復した。

これまでシーズン中は、登板2日前にブルペンで40~50球を投げていたというが「それも減らせていければ」とイメージ。「今まで達成したことのないイニング数なので、そこに挑戦したい。長いイニングを投げてくれる人がいることが、チームとしてもありがたい。チームがうまく回るための選手になりたい」と言葉に力を込めた。

 「僕が知っているのは、昔のファイターズのユニホームを着ている有原さん。新しいユニホームを着た有原さんは新鮮でした(笑)」と話したが、26年にかける思いは相当。「去年(25年)、優勝と日本一をすることができたので、もう一回できるように」とライバル球団との戦いを制し、再び頂点に立つことだけを見据えた。

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