侍ジャパン井端弘和監督(50)が16日、3月の第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する日本代表メンバー11人を追加発表し、ソフトバンク・近藤健介外野手(32)が2大会連続でメンバー入りした。

 「WBCという大舞台で、また日の丸を背負って戦えるということをうれしく思います。

今大会は連覇というところが目標となりますし、そこに向けて力になれるようにしたいです。日本代表に選出していただいたことに感謝と責任感をもって全力で戦っていきます。そして、翔平(大谷)にはもう一度頑張ってもらいましょう」とコメントした。

 これまで近藤は、主要国際大会では19年プレミア12、21年東京五輪、23年WBCに出場していずれも頂点に立った“優勝請負人”だ。23年のWBCでは全試合に、大谷の前を打つ「2番・右翼」として出場し、26打数9安打の打率3割4分6厘と存在感を示して優勝に貢献した。

 さらには「大谷をいじれる男」としても貴重な役割を果たした。いまや世界最高の選手となった大谷とは初対面という選手も多かった中で、日本ハムでともにプレーした先輩として、変わらずにフランクに接し、大谷と他のメンバーの間に入ってチームの一体化にも貢献した。大谷が気を使うことなくのびのびとプレーする意味でも、近藤の役割は重要なものとなりそうだ。

 実力は申し分なし。規定打席に到達しなかったシーズンもあるが、17年以降で、打率が3割に届かなかったのは、2割9分8厘だった21年の1度だけ。23年には本塁打王と打点王に輝くなど、長打力と勝負強さも武器に加わった。昨季は開幕後に腰の手術を受けたが、75試合の出場で打率3割1厘、10本塁打、41打点をマーク。

野手では大会時に33歳の牧原(ソフトバンク)、源田(西武)に次ぐ32歳とあって、チームの先頭に立って、再び頂点を狙っていく。

 井端監督は「(昨年の)12月からマメに連絡を取って、この発表の前にも連絡して。随時今の状況を確認しながら進めていました」と、近藤のコンディションを気にかけてきたことを明かした。

 ◆近藤健介(こんどう・けんすけ)1993年8月9日、千葉市生まれ。32歳。横浜高から2011年ドラフト4位で日本ハム入団。23年にソフトバンクへ移籍。MVP、本塁打王、打点王、首位打者各1度。最高出塁率4度、ベストナイン5度(外野3度、DH2度)。通算1361試合出場、107本塁打、646打点、打率3割7厘。173センチ、85キロ。右投左打。

今季年俸5億5000万円(推定)。

 ◆WBC日本代表メンバー

★は今回発表の選手

【投手=10】

1  松井 裕樹(パドレス)

14 伊藤 大海(日本ハム)

15 大   勢(巨人)

16 大谷 翔平(ドジャース

17 菊池 雄星(エンゼルス

19 ★菅野 智之(オリオールズFA)

26 種市 篤暉(ロッテ)

61 平良 海馬(西武)

66 ★松本 裕樹(ソフトバンク)

69 石井 大智(阪神)

【捕手=2】

4  ★若月 健矢(オリックス)

12 ★坂本誠志郎(阪神)

【内野手=4】

2  ★牧  秀悟(DeNA)

5  ★牧原 大成(ソフトバンク)

6  ★源田 壮亮(西武)

7  ★佐藤 輝明(阪神)

【外野手=3】

8  ★近藤 健介(ソフトバンク)

20 ★周東 佑京(ソフトバンク)

23 ★森下 翔太(阪神)

※名前の前の数字は背番号

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