愛知・誉の身長194センチ右腕モレチ・アレシャンドレ投手(3年)が16日、米大リーグ・フィリーズとマイナー契約を結び、“大谷斬り”の野望を明かした。同小牧市内の同校で会見に臨み、「(メジャーの舞台に)来年立ちます。

個人的な夢は、憧れの(ドジャース)大谷選手から三振を取りたいと思っています。直球勝負で」と、力強く宣言した。

 モレチはブラジル人の父と日系ブラジル人の母を持ち、愛知で生まれ育った。直球の最速147キロで、昨秋のドラフトでは指名漏れとなったが、将来性を高く評価したフィリーズから昨年12月にオファーを受け「悩みはなく、即決でした」。今後はメジャーの傘下リーグで、6月ごろに開幕する「ドミニカン・サマーリーグ」で経験を積むべく、18日にドミニカ共和国へ出発する。当面は体作りを進める予定で、「マイナーでいる間は余裕もないと思うので、毎日野球に集中したい。言語の壁もあると思うが、それもぶち破って」と力を込めた。

 投手としての“大谷超え”も目標に掲げた。今後の強化ポイントを「一番は真っすぐの強さ」と設定。NPBでは日本ハム時代の大谷と、ロッテ時代の佐々木朗希が日本人最速165キロをマークしているが、「日本での最速が165キロなので、それを超えたい」

と、飛躍を期した。

 契約金1万ドル(約158万円)、奨学金3万5000ドル(約554万円)で契約。メジャー昇格の際に母校関係者を球場に招待する恩返しプランも披露し、「自分の投球を貫ける、メジャーのマウンドに立ったときに『こいつならいける』と、周りを安心させられる投手になりたい」。

揺るがぬ決意と大志を胸に、世界最高峰の舞台を目指す挑戦が始まる。(小島 和之)

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