政治ジャーナリストの田崎史郎氏が17日、テレビ朝日系「ワイド!スクランブル サタデー」(土曜・午前11時半)に生出演した。

 番組では、高市早苗首相が23日に召集される通常国会の冒頭で衆院解散することを決断したことを報じた。

 田崎氏は、MCを務める同局の松尾由美子アナウンサーから「高市総理が突如解散を決意した。その背景には何があるのか教えてください」と聞かれた。

 田崎氏は「いろいろありますけど、一番大きいのは、自民党が独自に行った世論調査だろうと思います。情勢調査したんですね。これは今年に入って1月4日から7日にかけて行われているんです。これは官邸が早く調査してほしいって去年のうちに指示して。でもあ、松の内1、2、3(日)の間に調査するわけにいかないんで、4日から7日にかけて。その結果を8日夜か9日の朝に官邸に伝えてそれで、10日朝の読売新聞の朝刊(の報道)になったわけですね。だから、やっぱり最後一押ししたのは、この調査結果だろうと思います」と解説した。

 さらに「その結果だと、自民党は(議席を)260取りそうだっていう結果なんですね。ただ、この調査は、1ポイントでも上回っている人を全部足していくと260になるってことなんですよ」とし「調査を見るときに、やっぱり3ポイント以上を引き離していないといけない。安全圏として。

そしたら、その数は230だったというんですよ。でも、高市さんはおそらく260取れそうだって判断だったんだろうと思います」と解説した。

 松尾アナは「麻生(太郎)副総裁や鈴木(俊一)幹事長にも伝えていなかったということですね。この辺、自民党内はどう捉えているんでしょうか?」と質問。田崎氏は「自民党の麻生さん、鈴木幹事長、萩生田(光一)幹事長代行、選対委員長の古屋(圭司)さん、そういう選挙を取り仕切るラインにも全く言ってなかったんですね。連立を組む維新にも言ってない」とし「麻生さん、あまり批判されていませんけど、当初は相当不満を持っておられた。なんで言わないんだ、と。そもそも予算が成立する前に解散するのは、変だろうと。年度内成立を優先させるべきだとお考えだったんですね。でも、当初は総理が決断した以上、これに従わざるを得ない。総理の専権事項だからという考え方では、党内にもね、そんなに不満が出てなかったんですよ」と解説した。

 続けて「でもね、あの木曜、金曜日で、この(立憲民主党と公明党の)合流の動きが出てきて。

公明党票が自分たちから離れるだけじゃなくて立憲民主党に乗るんだっていう現実に直面しているわけです今」とし「公明・創価学会は、立憲民主党を応援していくわけですから。そうすると、自民党議員の中で非常に焦り、怒り、これはやっぱり解散したのは、高市さんの判断ミスじゃないかと…。表で言うわけじゃないですけれども、いろいろ取材していると、そういう声が聞こえるようになった。この一両日中」と解説した。

編集部おすすめ