新人合同自主トレ第2クール1日目を迎えた17日、巨人のドラフト6位・藤井健翔内野手(18)=浦和学院=が初めて屋外でフリー打撃を行い、推定飛距離125メートルの特大弾を含め3本のサク越えを披露した。高校通算35本塁打で、阿部慎之助監督(46)が「将来の岡本和真になってほしい」と期待を寄せる逸材。
暖かな陽気に包まれたGタウンに、強烈な衝撃音が鳴り響いた。新人合同自主トレで初めて行われた屋外フリー打撃。ラスト1球となった32スイング目に藤井が放った打球は、バックスクリーンを直撃した。推定125メートルの高校生離れした一発を含め、左翼ポール際、左中間と計3発に周囲は騒然。スタンドで見守ったファンからはどよめきが沸き起こった。「気持ち良く打たせていただいた。楽しかった。まだ飛ぶっすね」。涼しい顔でさらなる特大弾も予告した。
181センチ、96キロの体格から繰り出す打球速度は、マシン打撃で107マイル(約172・2キロ)をマーク。今オフにメジャー挑戦した岡本、村上らNPBトップクラスに匹敵し、同平均170キロ台とされる本家・ジャッジに迫る数値だ。
浦和学院時代には午前4時半に打撃練習を開始。約500球を打ち込んでから試合に臨んだことや、県営大宮球場で推定飛距離140メートル弾を放った逸話を持つ。同校では藤井の打球が他の生徒に当たることを防止するため、これまでの左翼ネットの上に、プラス10メートルの防球ネットを設置。「あまり意味なかったですね。金属バットなので飛ぶのは当たり前」と“藤井ネット”越えの打球を連発していたと明かした。
自他共に認める「練習の鬼」にとって、ジャイアンツ寮は最高の環境だ。「マシンもあるし、ずっと練習できる。めちゃくちゃうれしいです」。練習後、誰もいなくなった室内練習場で黙々とバットを振る。その姿を見かけた矢野巡回打撃コーチは「楽しそうに、気持ち良く振っていた。
キャンプインまで約2週間。注目される日々が続くが「人に見られてる方が結構いいプレーをできる。見られているのが、逆にやらないといけない気持ちになる」と強心臓ぶりも発揮。「浦学の主砲」から「巨人の主砲」へ。規格外のパワーを持つ18歳は、一歩ずつ着実に階段を上っていく。(加藤 翔平)
◆近年の主な巨人新人の初屋外フリー打撃
▽石塚裕惺(24年ドラフト1位)25年2月の2軍宮崎キャンプ2日目、ひむかスタジアムで32スイングでサク越え1本。左中間に一発。
▽浅野翔吾(22年ドラフト1位)23年2月の2軍宮崎キャンプ初日、ひむかスタジアムで33スイング目に左中間へプロ初のサク越え。
▽岡本和真(14年ドラフト1位)15年2月の2軍宮崎キャンプ初日、ひむかスタジアムで42スイングでサク越えゼロ。初球は空振り。










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