25年夏の甲子園に出場した市船橋(千葉)が17日、船橋市運動公園で「いちふなスポーツフェスタ」を開催した。グラウンドでは野球部の3年生が中心となり、市内の学童チームの5年生約240人に技術指導などを行った。

 4年連続4度目の開催で、部員たちの円滑な運営もあってイベントは大盛況で終了。海上雄大監督は、「(市立高である)イチフナがこうした活動を継続的にやることで、市民の皆さんの中でも『イチフナの野球部』『イチフナのスポーツ』というものが、浸透し始めていると改めて思います」と手応えを語った。

 地道な取り組みは、確実にプラスの効果を生み出している。3年ぶりの出場となった昨夏の甲子園では、初戦で明豊(大分)に敗戦。しかし、海上監督は“地域密着”の活動を続けてきた成果を肌で感じたという。「県大会でもそうですし、甲子園でも第4試合でアルプススタンドが満席になりました。それを考えると、こうした活動は大事なことですし、地域に根付いていることが私たちの強み。(成果を)披露する大会の場で、応援してくださる方が興味を持って足を運んでくれる。選手たちが、市民の方々、子どもたちに還元していくことが大事なんだと思っています」と、熱い思いを明かした。

 野球界では、競技人口の減少が叫ばれるようになって久しい。地域に根差した野球振興活動の狙いは、年代ごとの各ステージがより密着に交流を重ねていくことにある。「子どもたちが好きなことをやれる環境を整えてあげたいですし、作ってあげたい。

その一つとして、高校野球というカテゴリーができることは、少年野球の子どもたちと一緒に野球をやったり、場所や指導者を提供するという交流になる。今後はそうしたつながりが大事になってくると思いますので、もっと野球界のつながりを深くしていきたい」と海上監督。市立高としての使命を模索しながら、イチフナの挑戦は続いていく。(アマ野球キャップ・小島 和之)

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