◆第2回小倉牝馬S・G3(1月24日、小倉競馬場・芝2000メートル)

 昨年のBCクラシックを日本馬で初めて制し、年度代表馬にも選出されたフォーエバーヤング。その半妹であるブラウンラチェット(牝4歳、美浦・手塚貴久厩舎、父キズナ)はデビュー前から素質の高さが美浦トレセンで評判だった。

 素晴らしい追い切りの動きに陣営のトーンも高く、クラシック候補として大きな期待を集めていた。実際に新馬戦、アルテミスSと連勝を飾った際は、騎乗したクリストフ・ルメール騎手が「完璧なレース。トップレベルにいける」と絶賛。当時東京競馬場で取材をしていた記者は、その表情を見て相当な評価の高さを感じ取ったものだ。

 だが、その後は阪神ジュベナイルF16着、桜花賞9着、オークス7着、秋華賞18着と結果を出せていない。メンタル的な難しさもあり体調面がなかなか整わず、また阪神JF、秋華賞ではもまれ弱さも露呈してしまった。

 ただ、原因を脚力以外のところに求めることは十分に可能で、整いさえすればG1に手が届く才能だと確信している。今回は万全の態勢でレースを迎えるべく、放牧先から1月12日に小倉競馬場へ直接入厩。3か月ぶりとなる今年初戦で、巻き返しに期待したい。(角田 晨)

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