◆第67回アメリカジョッキークラブカップ・G2(1月25日、中山競馬場・芝2200メートル)

 同期の活躍に負けてはいられない。ジョバンニは有馬記念Vのミュージアムマイルや、天皇賞・秋制覇のマスカレードボールと同じ4歳世代。

24年ホープフルSで2着に入り、翌年のクラシック3冠は皆勤で〈4〉〈8〉〈8〉着と、ライバルたちとしのぎを削ってきた。若葉S以降、勝利から遠ざかっているが、杉山晴調教師は「スムーズに調整できて、体も減っていません」。日経新春杯を制した同世代のゲルチュタールに続く2週連続の重賞Vへ力を込めた。

 キャリア9戦で【2・3・1・3】と世代の強豪を相手に善戦してきた。全9戦で手綱を執ってきた松山は「これが抜けているというのはないですが、気持ちの強い馬。乗り味ももちろんレベルは高いですよ」と総合力の高さを評価している。

 15日には栗東・CWコースで帰厩後初となる追い切りを行った。最後まで馬なりで、力みを見せない軽快な身のこなし。6ハロン80秒2―11秒4をマークし、松山は「全体的に力強さがある感じ。動き、しまいの反応も良かったです。久々ですけれども、十分に動ける状態です」と手応えを深めた。杉山晴調教師も「リズムよく、折り合い面でもよかったです」とその走りに太鼓判を押す。

 昨年61勝を挙げ、2度目のリーディングに輝いたトレーナーは「中山の2200メートルは使ったことないけど、むしろ合うんじゃないかと思います。どんな競馬場、コースでも走れる馬ですから」と前を向く。デアリングタクト、ロブチェンでG1を制した名コンビが、重賞初制覇で大舞台への足がかりをつかむ。(松ケ下 純平)

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