東京六大学野球リーグ・慶大の4番を務め、カブスとマイナー契約を結んだ常松広太郎外野手(4年=慶応湘南藤沢)が19日、神奈川・横浜市内の同大で記者会見を行った。

 内定を得ていた米金融業界大手のゴールドマン・サックス(GS)を選ばず、米球界挑戦という異例の道を選んだ若武者。

長い選考期間を経て内定に至っていただけに、カブスからオファーを受けた翌日には同社を訪問し、これまでの感謝や自身の率直な思いを伝えたという。その結果「全力で頑張ってこいと、全員が背中を押してくださるような言葉をかけてくれた」と振り返り、「改めてGSのことが好きになったし、この会社に行こうと思った自分の過去の決断も良かったなと思っています」と感謝した。

 常松は185センチ、89キロの日本人では恵まれた体格を誇る右の強打者。25年春のリーグ戦では3本塁打を放つなど、慶大の主軸として活躍してきた。昨年9月にはプロ志望届を提出し、同10月のドラフト会議で指名を待ったが、育成でも指名はなかった。

 だが、カブスはその潜在能力に注目。マイナー契約のオファーが届いた。米ニューヨーク州で育った帰国子女でもある常松は、ビジネスの世界にも興味を抱いており、米金融業界大手のゴールドマン・サックスから内定を得ていたが、野球継続を決断。16日には自身の「X」(旧ツイッター)で「Chicago Cubsとマイナー契約を締結しました。長く険しい道のりだと思いますが、楽しみながら一歩一歩這い上がります。応援よろしくお願いいたします!」と投稿していた。

 ◆常松 広太郎(つねまつ・こうたろう)2003年10月27日、横浜市生まれ。

22歳。父の仕事の都合で米ニューヨーク州で育つ。慶応湘南藤沢中から慶応湘南藤沢を経て、慶大では3年春にリーグ戦初出場。通算37試合で133打数35安打の打率2割6分3厘、4本塁打、19打点。好きなプロ野球選手は阪神・佐藤輝明。好きな言葉は「粗にして野だが卑ではない」。185センチ、89キロ。右投右打。

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