◆第67回アメリカジョッキークラブカップ・G2(1月25日、中山競馬場・芝2200メートル)追い切り=1月21日、美浦トレセン

 間違いなく過去一番と言える動きだった。ディマイザキッド(牡5歳、美浦・清水英克厩舎、父ディーマジェスティ)は美浦・Wコースでミツカネメルクリオ(3歳未勝利)を1馬身追走。

直線で強めに追われると素早く反応し内から1馬身抜け出した。5ハロン69秒3―11秒9というタイム以上の素軽いフットワーク。あまり調教で目立つタイプでないだけに、状態の良さは際立っている。清水英調教師も「本当にいいね。体もいいし、気持ちも前向きだよ」と並々ならぬ自信をのぞかせた。

 昨年の有馬記念を補欠2位で除外となってから再仕上げの形にも「頭の中で使ったことにして仕上げ直しているからね」と一切問題なしとアピール。「冬場の方がいいみたい。夏は休んでいる馬だしね」と早朝は氷点下まで冷え込んだ寒波の到来を歓迎した。

 今回はダービー3着のショウヘイを筆頭に、レベルの高さが評判となっている4歳世代の上位馬たちがライバル。強豪撃破に向け「相手は強いけど、このレベルでやっていかないと勝てないから」とトレーナーは力を込める。

 舞台となる中山2200メートルは、1年前に2勝クラスで5馬身差の圧勝劇を披露した得意条件。「一番合っていると思うよ」と“地の利”も十分だ。

重賞初制覇へ向け、ピッタリと照準は合っている。(角田 晨)

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