侍ジャパン井端弘和監督(50)が26日、都内で会見し、3月に行われる第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する日本代表の最終メンバーを発表。新たに10人が発表され、ヤクルト・中村悠平捕手(35)は3人制を敷く捕手陣の最後の1枠に滑り込んだ。

 中村は「前回の大会に引き続き、今回もWBC日本代表として、戦う機会をいただけたことを心より光栄に思います。年齢を重ねて培った経験を活かし、チームの一員として少しでも力になれるよう全力を尽くしてまいります。前回大会優勝の日本代表としての誇りを胸に、最後まで戦います。応援よろしくお願いします」とコメントした。

 2大会連続出場となる中村は前回大会で、甲斐、大城(ともに巨人)とともに投手陣をけん引。準決勝、決勝ではスタメンマスクをかぶった。1点をリードした決勝・米国戦の9回には、打者として出場していた大谷がクローザーとして登板。それまでに2試合先発した試合は甲斐とバッテリーを組んでいたため初のコンビとなったが、しっかりと落ち着いてリードし、胴上げ捕手となった。ベテランらしい冷静な視点でチームをまとめ上げ、高い貢献度を示した。

 プロ17年目の昨季は74試合で打率2割3分、1本塁打、11打点。不本意なシーズンに終わったが、WBCへ向けては「オフシーズンでけがしたら意味がないので、そこは大谷選手の言葉を借りると『ギリギリを攻められるか』。そこが大事。

仕上げられるところはなるべく早く仕上げたい」と出場へ意欲を見せていた。

 野手ではチーム最年長。すでに発表されていた若月(オリックス)、坂本(阪神)とともに投手陣を引っ張るだけでなく、前回大会の経験も生かしてチームをまとめる存在としても期待される。捕手陣では唯一のWBC経験者。再び頂点の景色を見るべく、先頭に立っていく。

 ◆中村 悠平(なかむら・ゆうへい)1990年6月17日、福井県生まれ。35歳。福井商では1年秋から正捕手を務め、2、3年時に夏の甲子園出場。2008年ドラフト3位でヤクルト入団。通算1427試合で打率2割4分2厘、41本塁打、381打点。15年のプレミア12、23年WBCで日本代表選出。176センチ、79キロ。

右投右打。

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