巨人の新主将・岸田行倫捕手(29)らが28日、前日27日に行われた決起集会の裏側を明かした。宮崎市内の焼き肉店に1軍先乗り自主トレメンバーの選手、スタッフ約70人が集結。

FA加入した則本昂大投手(35)、松本剛外野手(32)ら10人の新戦力も宮崎牛に舌鼓を打ちながら交友を深め、2月1日から始まる春季キャンプに向けて士気を高めた。

 心の距離は一気に縮まった。決起集会で則本は坂本、甲斐、大城に囲まれた座敷席に座り、自然と野球談議に花が咲いた。「大城とは何回かご飯に行ったことがあって。すごく楽しかったですよ」。昨季まで楽天一筋13年で、9日前に入団会見を行ったばかりの右腕。新しいチームメートからの歓迎がうれしかった。

 新主将の岸田、投手陣のまとめ役の戸郷らが中心となって開催された宮崎の一夜。地元出身の戸郷がチョイスした古民家風のオシャレな焼き肉店に選手、スタッフ約70人が集結した。1階がスタッフ、2階は選手の席となった。4人の卓が並ぶ2階は席を隔てる障子が開かれ、選手が次々と行き交う交流会スタイルに。各所で新戦力と現有戦力の親睦が深まった。

 日本ハム時代は選手会長として会を取り仕切る立場だった松本。新天地では「全然、流れが分からなくて」と日本ハムで同僚だった北浦らと同席した。会が進むにつれて「泉口が隣に来てくれて話したり、ジョージ(佐々木)も(帝京の)後輩なんですけど気を使って結構、来てくれたのでよかったです」。3年目の社会人出身コンビの心配りに感謝した。

 ルーキーも先輩の気遣いで緊張がほぐれた。ドラフト4位の皆川は、「すごい盛り上げてくれた」と向かい合って座ったリチャードのムードメーカーぶりを証言。「ずっと話しかけてくれましたし、自分からも話していました。笑っていたご飯会でした」と表情を崩した。

 最後は新主将の岸田があいさつ。「僕、こういうキャラなんでしょうがないです」と、先輩のヤジを受けながら大盛り上がりの会を締めた。リーグ優勝と日本一奪回のためには、新戦力と現戦力の融合が不可欠だ。結束力と必勝ムードが高まる一夜となった。

 ◆巨人の最近の主な決起集会

 ▽24年3月 北海道遠征時に札幌市内で1軍選手、阿部監督ら首脳陣、裏方スタッフの約70人で開催。

 ▽25年1月 合同自主トレがスタートする前夜に宮崎市内の焼き肉店で開催。新加入の田中将の隣は坂本で、周りには甲斐や山瀬、丸、岡本、戸郷らが集結。

 ▽25年2月 宮崎春季キャンプ第1クール最終日に投手陣、投手コーチ、スタッフが「投手会」を開催。

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