◆新日本プロレス「Road to THE NEW BEGINNING」(28日、青森・伊藤鉱業アリーナつがる(つがる市総合体育館))観衆987

 新日本プロレスは28日、青森・つがる市の伊藤鉱業アリーナつがる(つがる市総合体育館)で「Road to THE NEW BEGINNING」を開催した。

 29年半ぶりとなる同所での大会は午後7時開始予定だったが、大雪の影響で本隊の選手バスの到着が遅れ午後7時半に変更となった。

 さらに発表されていた全6試合の対戦カードはすべて変更となった。こうした事態に新日本プロレスは公式「X」などで「大雪の影響で選手の到着が遅れたため、試合開始時間を19:30に変更させていただきます。なにとぞご理解のほどよろしくお願い申し上げます」と告知した。さらに「開始時間の変更を重ねてお詫び申し上げます」と謝罪した。

 会場では、大会開始前に阿部誠リングアナウンサーがリング上で大雪による交通トラブルで選手の到着が遅れたため、試合開始時間と一部の対戦カードが変更になることを発表した。続いて海野翔大と上村優也による「スペシャルトークショー」を実施した。さらに2人は、観客の子供たちをリング上へ招待した。

 海野と上村は、第3試合のタッグマッチでゼイン・ジェイ、カラム・ニューマンと対戦。海野は試合コスチュームを本隊バスで運んでいたため、急きょ、黒のジャージー姿で戦った。試合は上村が13分05秒、カンヌキスープレックスホールドでジェイを破った。

 試合後、海野は「今日、試合前、アクシデントがあって。雪が多くて、バスが……通行止めだったりがあって、時間通りに到着することなく開場時間を迎えてしまって。

そのまま試合へと、7時からゴングという流れだったんですけど、こういうアクシデントがあって急きょ僕らがトークショーやって、試合時間遅らせてスタートして。そのトークショーの時に子供たちがリングに上がってくれたんですけど」と明かし「これだけの子供が集まって、家族が集まって、プロレスを、新日本プロレスを見ようと足を運んでくれて、ホントうれしいッス。こういうアクシデントは今後あるかもしれない。今っていうのは誰にもわからないし、これから先、何が起こるかっていうのもわからない。その予想つかないことをカバーし合って。新日本プロレスって、一つのチームだから。今日は本隊バスが遅れてしまって。雪の影響で通行止めになったり。出発から4時間ぐらいですかね、かけてやっと到着しましたけど、こういうアクシデントをポジティブに変えてこそ、プロレスの魅力、醍醐味……それが新日本プロレスの魅力だと俺は思ってるんで。これからもこういうことはあるかもしれない。あった時こそ、“頼れる男”海野翔太が、いつでも駆けつけます」とし「日本全国、いろんな土地に行ってね、こういうカメラのない興行こそ大事にして。ビッグマッチが大事なのは当たり前だけど、こういう一つの興行を満足して、明日からも頑張ろうっていう活力を与えて、また次回見に行こうと皆さんに思ってもらえるように、頑張ります」と誓った。

 上村は、急きょ、行ったトークショーと子供たちをリングに上げ触れ合ったことに「子供たちに少しでも、リングに上がることでプロレスを身近に感じてもらえたらいいなっていう思いで、子どもたちに今日は上がってもらいました。ほかのスポーツ、野球やサッカー、バスケットボールとかは子供たちでもできるじゃないですか。学校で遊んでとか、部活でとかで。でもプロレスと触れ合う機会って、ほぼないんです。だからリングに上がって触ってもらったり、ロープってこんなに硬いんだとか知ってもらうことで、より身近に感じてもらえる。それって子供たちにとって大事な機会だと思うので、これからもチャンスがあれば……まあ、自分でチャンスを作っていって、より身近に感じてほしいなと思います」と明かしていた。

 バスの到着が遅れ大会前は全4試合に変更されたつがる大会だったが第4試合終了後にIWGP2冠王の辻陽太がマイクを握る「実は…バスが到着したんだ」と発表し「青森のみんな、まだ試合は終わらない。覚悟はいいか!!」と叫ぶと、会場は大歓声が起こり、サプライズマッチ2試合が行われた。

 第5試合は、「後藤革命軍」後藤洋央紀、YOSHI―HASHI、松本達哉が「TMDK」ザック・セイバーJr.、大岩陵平、ハートリー・ジャクソンが対戦。試合は大岩がTHE GRIPで松本を沈めた。試合後、大岩は「TMDKのタクシーが遅れて、試合できないかと思ったけど、なんとか間に合いました、青森の皆さん。こうやってウォームアップもしないで試合したの初めてだけど、ムッチャ息あがる。

ま、でもこれも経験、これもトレーニング」と明かした。

 敗れた後藤は「今日に限っては青森の、津軽の冬を、少しナメてたかもしれないな。次は絶対、こういうことがないようにしますよ」と約束した。

 第6試合は、NEVER無差別級王者のウルフアロン、矢野通、本間朋晃タイガーマスク、田口隆祐が組んでボルチン・オレッグ、YOH、マスター・ワト、村島克哉、嘉藤匠馬と対戦した。

 1・4東京ドームでのデビュー戦後、初めて本隊の選手と対戦したウルフがボルチンと初のマッチアップ。両者が激しくぶつかり合った試合は、ウルフが11分07秒、新技の変型ブルドッキングヘッドロックで村島を沈め勝利した。

 試合後、マイクを握ったウルフは、つがるのファンに再会を約束。さらに本間から矢野、田口、タイガー、ワト、オレッグ、嘉藤がリレーでマイクアピールし最後はYOHが「また、新日本プロレスは、ここ青森に絶対帰って来ます。そのときは、新日本プロレス、ますます熱い熱い試合を繰り広げるので、ぜひ皆さん、会場に来て下さい。ということで! 最後に! 青森のみなさーーん! 愛してまーす!!」の大合唱で大ハプニングとサプライズが続出したつがる大会を締めくくった。

 大会後に棚橋弘至社長は自身の「X」を更新し「本日、道路状況の悪化のため、選手バスの到着が遅れ、試合開始が変更となりました。今回の件を、しっかり受け止め、このようなことがないようにしていきます。

ご観戦いただいた皆様。申し訳ありません」と謝罪した、

 ◆1・28つがる大会全成績

 ▼第1試合 20分1本勝負

〇藤田晃生(5分51秒 逆エビ固め)安田優虎●

 ▼第2試合 20分1本勝負

ディック東郷、高橋裕二郎、〇成田蓮(12分15秒 クロス式膝十字固め)外道●、OSKAR、Yuto―Ice

 ▼第3試合 20分1本勝負

〇上村優也、海野翔太(13分05秒 カンヌキスープレックスホールド)ゼイン・ジェイ●、カラム・ニューマン

 ▼第4試合 イリミネーションマッチ 時間無制限

永井大貴、ロビー・エックス、石森太二、高橋ヒロム、〇辻陽太(18分26秒 オーバー・ザ・トップロープ)ジェイコブ・オースティン・ヤング、フランシスコ・アキラ、グレート―O―カーン、HENARE、ジェイク・リー●

※辻の1人残りでUnbound Co.が勝利

 ▼第5試合 サプライズマッチ 30分1本勝負

ハートリー・ジャクソン、〇大岩陵平、ザック・セイバーJr.(11分12秒 THE GRIP↓片エビ固め)松本達哉●、YOSHI―HASHI、後藤洋央紀

 ▼第6試合 サプライズマッチ 30分1本勝負

タイガーマスク、田口隆祐、本間朋晃、矢野通、〇ウルフアロン(11分07秒 変型ブルドッキングヘッドロック↓エビ固め)嘉藤匠馬、村島克哉●、マスター・ワト、YOH、ボルチン・オレッグ

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