巨人の春季キャンプが1日にスタートした。スポーツ報知評論家の高橋由伸氏が、初日のブルペンをチェック。

昨季日米通算200勝を達成した田中将大投手の順調な仕上がりを感じ取った。

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 今年も始まったな。宮崎総合運動公園に到着すると、活気のある声が徐々に大きくなり、毎年のことながら現役時を思い出す。ワクワク感があり、希望に満ちあふれ、楽しみしかない。ただ、この1か月でシーズンを戦う土台が作られる。どれだけ意識してやれるか。とにかく大事な時間だ。

 真っ先に向かったのがサンライズブルペン。いい球を投げてると思ったら田中だった。移籍2年目。捕手裏から打席に入ったつもりで見ると、球に威力を感じた。昨年は春季キャンプから久保巡回投手コーチとフォーム改造に取り組み、年間通して試行錯誤したと聞く。

それが年を越え、じっくりとやってきたのだろう。スムーズなフォームに躍動感があり、昨年の今頃とは別人だ。これならスプリットやスライダーなどの変化球も効果的になるだろうし、幅は広がる。

 隣で投げていた山崎もどっしりと投げていた。エースの風格を漂わせ、「俺が引っ張る」といった空気すらある。新外国人も3人が先発ローテーション候補だし、競争は激しい。誰が出てくるのか。田中や則本みたいなベテランもすごく順調そうで、この先が楽しみになった。(高橋 由伸)

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