ドジャース大谷翔平投手(31)が1月31日(日本時間2月1日)、本拠地・ドジャースタジアムで行われたファン感謝イベント「ドジャーフェスト」に参加。D・ロバーツ監督(53)が、3月のWBCで登板しないと明言した。

大谷は今後の状態を見て判断するとしていたが、22年以来4年ぶりの二刀流でレギュラーシーズンを最優先にして、侍ジャパンでは打者に専念して連覇を目指す可能性が高くなった。メジャー担当の安藤宏太記者がその背景を読み解く。

 WBCが真の世界一を決める大会となるにはまだ時間がかかりそうだ。

 大谷はレギュラーシーズンへ備えて登板しない可能性が高くなり、佐々木朗希は球団の判断で出場しないことを明かした。プエルトリコは、保険の問題がクリアできない選手が続出して辞退を検討。ベネズエラ代表で出場予定だったドジャースのロハスも保険の問題で出場できないこととなり「本当に残念だ」と胸の内を明かした。

 あくまで給与を支払う所属チームでのプレーが最優先。保険の問題もたびたび浮上している。侍ジャパンでもメジャー組が大会前に試合に出場できるのは3月2、3日の京セラDでのオリックス、阪神戦との強化試合2試合だけ。チームとして成熟する期間は事実上ないといっても過言ではない。

 サッカーのW杯やバスケットボールの五輪には世界中のトップ選手が集結。紛れもなく世界一を決める大会だ。

もちろんどの競技にも故障のリスクはある。だが、他競技のけがの多くは不慮のアクシデントによるものだが、野球では肘や肩を酷使すると故障につながるというリスクを回避するための“予防”の意味で、ストップをかけられる側面もある。

 今大会は米国がメジャーのスター選手をそろえた史上最強軍団を形成。大会のレベルは少しずつ上がっていっているが、正真正銘の世界一を決めるためには、まだまだ課題は少なくない。(メジャー担当・安藤 宏太)

編集部おすすめ