巨人の宮崎キャンプのブルペンを見て感じたのは、失礼な言い方になるかもしれないが、意外と先発ローテ候補の指が折れるということ。山崎伊織、戸郷翔征のエース格に加えて、田中将大、則本昂大のベテラン勢、新外国人のマタ、ドラフト1位の竹丸和幸らも面白い存在だ。

だが、彼らの勝ち星が増えるのは打線の援護次第となる。

 打線の核だった岡本和真の抜けた穴はとてつもなく大きく、2、3人でようやく埋まるかどうか。その意味で新外国人のダルベックと2年目のキャベッジが働いてくれないと、阿部監督はまともに打線を組めなくなる。ダルベックは軸が安定していて、パワーは申し分ない。1年目から20~30本のホームランを打つ可能性がある。気がかりなのは踏み込む左足の膝の硬さ。クッションがうまく使えないので、変化球の対応に苦しむかもしれない。実戦の打席に注目したい。その点では、キャベッジは膝を柔らかく使えている。日本の配球にも慣れて、昨季以上の活躍が期待できる。

 高卒2年目の石塚裕惺が力で内野のレギュラーを奪うようだと、チームが活気づくのは間違いない。ファームで打率3割以上をマークしたということは1軍でも通用する技術があるということ。

1軍だからと気負いすぎたり、考えすぎたりすることなく、自分のプレーを貫くことが大事。体格もたくましく、楽しみな選手だ。(スポーツ報知評論家)

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