巨人の石井琢朗2軍監督が3日、宮崎春季キャンプの第1クールを総括した。「選手の表情も明るいし動きもいい。

今やっていることが当たり前になってくれれば」と振り返った。さらには童話「うさぎとかめ」に例え「物語では最終的にかめが勝つんだけど、そんなにのろのろしている時間はない。うさぎにならないと。時間は平等にあるので、その時間をどれだけ自分に矢印を向けて取り組めるか。それが技術向上につながる」と、個々の意識を高めるように求めた。

 今キャンプは異例のスタート。午前中は「基礎の大切さを認識させる」とフィジカル強化に重きを置き、野球道具を一切使わない。投手も野手もウェートトレーニングやピラティス、ランニングを約3時間みっちり行った。「土台作りや意識付けをメインで考えていたので、そこはできたかな」とうなずいた。

 昼休憩は栄養補給と休息を十分にとれるように、約1時間30分と長めに確保。午後から質の高い練習を行えるように工夫されている。その中には各コーチが自身の経験を元に講義を行う「座学」の時間も含まれ「いろいろな視点を持てるし、コーチのスキルアップにもつながれば」と効果を期待する。

 午後の技術練習では選手数が少ないため、個々の練習量は必然的に増える。打撃は一度も屋外で行わなかったが「みんな外で打ちたい気持ちはあると思う。あえて中で打たせて、欲求を次のクールに持っていければ」と狙いを語った。

 第1クールは選手の動きに目を光らせた指揮官。「コーチの時と違って声のかけ方も難しい。1軍と3軍との連携もあるので、グラウンドではなるべくいろいろな選手に声をかけたい」と、積極的にコミュニケーションをとっていく。

 第2クールからはチームプレーに割く時間が増える。「雰囲気をどれだけ作っていけるか。個別の練習はワイワイやってもらっていい。チームプレーはいい緊張感を持って、ワンプレーの大事さを意識してほしい」と、厳しい視線を注いでいく。

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