昨秋の社会人日本選手権で9年ぶり優勝を果たしたヤマハ野球部が5日、浜松市内の本社で新加入選手会見を行った。明大卒業予定の高須大雅投手(22)が出席。

ヤマハ本社がある浜松市に隣接する磐田市生まれの最速153キロ右腕は「地元でプレーできることはうれしい」と、胸の内を明かした。

 高須は2021年夏に静岡高のエースとして甲子園に出場。明大に進学し、2年春に初登板した。193センチの恵まれた体から最速150キロを超える速球を武器に、3年時の2024年春には6試合に登板し、3勝をマーク。防御率1・38で最優秀防御率に輝き、侍ジャパンの大学代表にも選出された。ただ、3年秋に右ひじを痛め、4年春は1勝止まり。秋のリーグ直前には右肩肉離れで棒に振った。プロ志望届は提出したものの、ドラフトで指名はなかった。

 1月4日に入寮し、現在はチームに合流している。右肩の状態も順調で、すでに、立ち投げも消化しており、8日から草薙でスタートするキャンプでブルペン入りする予定だ。チームの最大の目標は1990年以来、36年ぶりの都市対抗優勝で、高須も「東京ドームで投げて、日本一に貢献したい」と、意気込んだ。

 同級生の存在が刺激になっている。

昨秋のドラフトでは、明大投手陣から大川慈英が日本ハムの1位で、毛利海大が千葉ロッテに2位指名され、一足先にプロの世界へ飛び込んだ。「個人的には2年後にドラ1でプロに行きたい。将来的には、あの2人よりいい投手になりたい」と、高須が負けん気をのぞかせる。「ケガしたことが、プラスだった、と言えるようにしたい」。地元出身の大型右腕が、ヤマハで一回り大きな投手になる。

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