巨人の石井琢朗2軍監督(55)が6日、塁間を短くした狭いダイヤモンドで実戦形式の「ミニゲーム」を行った。

 きっかけは女子ソフトボールの試合だった。

野球より短い塁間での攻防に「選手の動きが印象に残った」とヒントを得て練習導入を決めた。「距離が短くなることで早く捕って投げる、走塁も短い分、うまく塁間を使ってターンしないと曲がれない。外野に打球が飛ぶときも、瞬時に判断するスキルが必要」と狙いを説明した。状況判断を含め「無駄のない正確な速さ」が養われるとし、「思った以上に効果がありそう。今後に生かせる」と手応えを感じた。

 練習前の円陣では「昨日一日の中で限界突破したやつ?」と、選手に質問。数人が挙手すると「簡単に限界は来ないんだよ、人間は。防衛本能にどれだけもう一人の自分があらがうか」と熱く呼びかけた。「自分の能力を超えていく、越えられなかった壁を越えれば次の景色も見えてくる」と訴えた。盗塁王4度にゴールデン・グラブ4度、通算2432安打の2軍新指揮官があの手この手でチーム力アップを目指す。(水上 智恵)

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