栃木県支部を代表する強豪チームの上三川ボーイズと県央宇都宮ボーイズは、昨秋の支部予選で敗れ春季全国大会出場を逃した。上三川は高校へ進んだ先輩の活躍を刺激に、県央宇都宮は昨夏の選手権大会4強のメンバーを中心に、巻き返しを図るべく寒風の中、必死に白球を追っている。

かつて「黒潮打線」で甲子園を沸かせた銚子商の地元で、昨年1月結成された銚子ボーイズ(千葉)は、充実の2年目シーズンを迎える。

 緑、そして赤を基調にしたユニホームが色鮮やかな上三川。元気な声が響く。「結果が出なくても(練習を)やらないと、終わってしまうよ」。就任15年目の臼井康宏監督(51)は、常に野球に対する姿勢を選手へ問いかける。シダックス時代に野村克也さんから教わったことだ。

 一つのプレー、一つの行動など細かく指導。それが卒団生の活躍につながっている。センバツ出場を決めた花咲徳栄・黒川凌大と佐野日大・鈴木有(ともに2年)。その鈴木と昨秋の関東大会で投げ合った中央学院・神永彪真(1年)と、3校でOBがエースを務めた。「うれしかったですね。その頑張りが、今の子たちの励みにもなっています」と臼井監督は目尻を下げた。

 先輩の姿を見て育った選手の意識は高い。投手陣は右下手投げのエース小南、右上手の今川、6年生でU12侍ジャパンに選出された右腕・石崎。小南は183センチの長身を器用に折り曲げ、コースに投げ分ける。「コントロール、球速、走者がいる時の落ち着きが課題です」と自己分析は厳しいが頼りになる。打線は2番の大島主将がいい働きを見せ1番・阿部、3番・北條と核を形成する。

 昨秋の春季全国大会予選は優勝した那須野ケ原に準々決勝で敗退。「今年は投手中心のチーム。言われる前に声を出して、夏は必ず全国に出たいです」と大島主将。冬の厳しい練習の成果を、夏に花咲かせる。

【上三川ボーイズ・部員】※は主将

 ▽2年生 ※大島慶也、小林琉晟、粕谷虎太郎、小南珀、飯嶋晟倭、今川陽翔、大塚侑、高見礼也、門脇怜夢、北條智紀、関口魁人、藤本麻陽、渡辺夢彩、菊地凌生、山川玲央、増田匠真、山本翔聖、山菅大翔

 ▽1年生 出井達大、黒崎翔太、荒川陽斗、神部元希、島田樹空、松本爽太、阿部太陽、新井橙馬、柳田平汰、今西唯翔、佐山結丸、宮城蒼羽、佐藤孝樹、山川奏太、楡木葵陽、深澤重晴、田中基偉、城戸恭護、佐藤稜真、上野楓、菊地亮介、磯部大翔、石崎悠士郎、池田大我、濱野龍久翔、安達真

編集部おすすめ