日本野球機構(NPB)は12日、パドレスのダルビッシュ有投手(39)が14日から始まる宮崎合宿にアドバイザーとして参加すると発表した。23年大会では2月の宮崎強化合宿に、メジャーリーガーとしてただ1人参加。

若手と積極的に交流するなどグラウンド内外でチームをまとめ、大会制覇に導いた。昨年10月に右肘手術を受けて今季は全休の見込みのレジェンドだが、連覇のためにバックアップする。

 井端監督は当初、右腕を招集する予定だったが、昨年10月に右肘手術を受けたため断念。ただ指揮官は同11月に「今回は出られないが、いろいろと連絡は取り合っていきたい。長く向こうでやられているので教えていただけるところは教えていただきたい」とダルの“援護”を要請。この思いにダルビッシュが応えた形だ。

 ダルビッシュは「井端監督からは昨年10月に手術をお伝えしてから何かしらの形で関われないかというお話をいただいており熟考の末、宮崎合宿に参加させていただくことになりました。選手の皆さんが自信を持って大会に臨めるように、過去の大会から得た経験を選手達に伝えられたらと思っています。このような機会を作っていただいた井端監督、侍ジャパンに感謝しています」と意気込みを語った。

 前回23年大会で準優勝の米国はジャッジ(ヤンキース)、ローリー(マリナーズ)、ハーパー(フィリーズ)らで強力打線を形成。ライバル国もスラッガーをそろえ、打倒・侍ジャパンに燃えている。ダルビッシュが実際に対戦した際の感覚や感想を加えた独自のデータを、宮崎合宿の時点でNPB組が得られるのもメリットになる。

野手陣にとっても、強豪国のMLB投手の持ち球や配球、投手心理などを聞くにはこれ以上ない存在だろう。チームのまとめ役としての実績もある。

 井端監督は「WBCに向けての重要な準備期間に、ダルビッシュ選手が日本代表のために尽力してくれることに改めて感謝しています。彼のこれまでの経験は、各国の名だたる投手や打者の特徴を知るには、チームにとって大変有意義な時間になると確信していますし、何より代表の投手陣にとっては技術面、精神面において、とても大きな存在になると思います。私も彼から学ぶことがたくさんありますし、限られた期間ですが、共に世界一に向けて準備したいと思います」と共闘を宣言。日米通算208勝のレジェンド右腕との強力タッグで大会連覇に挑む。

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