◆すみれS・リステッド・3歳オープン(2月21日、阪神競馬場・芝2200メートル)

 すみれSは昔から出世レースとして知られているが、オールドファンの私は“和製ラムタラ”こと日本ダービー馬になったフサイチコンコルドを出したレースという記憶が今も消えない。15日に行われた共同通信杯では、ホープフルSの勝ち馬ロブチェンや、怪物候補ラヴェニューが敗れるなど、牡馬クラシック戦線は混沌(こんとん)としている。

 アーレムアレス(牡3歳、栗東・橋口慎介厩舎、父ハービンジャー)もまだクラシックを目指せる力がある馬だ。前走のホープフルSでは内枠でもあり、うまく内を立ち回ることはできていたが、直線で前をカットされるような場面もあり、脚を余した印象があった。ただ、課題のスタートを決めて、中山の急坂も問題なくこなせた。今後につながるレースだったと言える。

 この中間は短期放牧を挟んでここを目標に調整している。4日の2週前追い切りでは、栗東・CWコースで6ハロン79秒7―11秒3を楽々とマークした。この時の5ハロン63秒9はこの日の最速タイだった。それくらい仕上がりはいい。

 クラシックを目指すには、もう落とせない一戦だ。阪神の内回り2200メートルもこの馬のパワーが生かせる舞台で、登録してきた頭数も7頭と少ない。ここは決めてくれるだろう。(山下 優)

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