侍ジャパン井端弘和監督(50)が16日、3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)1次ラウンド(R)での先発投手に登板日を伝達したことを明かした。「いい流れで勝ちたい」と見据える同6日の台湾との開幕戦(東京D)はドジャース・山本由伸投手(27)が大役を務めることが決定的。

初戦で流れをつかみ、韓国との第2戦、オーストラリアとの第3戦と3連勝し、一気に準々決勝進出を決める。

 大会連覇に向けて最初の関門となる1次R(東京D)。井端監督は2月初旬に先発の登板予定日を伝えた。4戦のうち、突破のカギとなる重要な一戦について台湾戦を挙げ「初戦っていうのは大事かなとは思います。勝つに越したことはないですけど、その中でもいい流れで勝ちたい」。2戦目以降につながるような勝利を目指し、エース・山本に大役を託すことを決めた。

 3連勝での準々決勝進出に狙いを定め、7日の韓国戦はエンゼルス・菊池、8日のオーストラリア戦はロッキーズ・菅野を配置。10日のチェコ戦は昨季の沢村賞右腕、日本ハム・伊藤が有力だが、井端監督が「生命線のフォークがすごくいい」と高く評価するロッテ・種市や昨年11月の韓国との強化試合(東京D)の第1戦に先発し、3回を完全に抑えた曽谷が候補に浮上している。

 宮崎合宿最終クールの今月22、23日に行われるソフトバンクとの壮行試合(サンマリン宮崎)では、現在合宿に参加している10投手全員が登板予定で、先発は2回、救援は1回を投げる。首脳陣が投球内容と状態を見極めた上で今後の起用法を決めることになりそうだ。

 多忙の中、ミラノ五輪にも関心を寄せ、ハイライト映像などをチェックする指揮官。フィギュアスケート男子で金メダル最有力候補だったマリニンがSP首位から8位に沈んだことについて触れ「スポーツの難しさ」を改めて実感した。

前回大会王者の侍ジャパンと言えど油断は禁物。「挑戦者」の精神で初戦から必勝を期す。

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