スポーツ報知では日本代表メンバーを「WBC連覇へ侍語る」と題して特集する。第8回は、2大会連続で最年少での選出となった中日・高橋宏斗投手(23)。
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完全アウェーとなった米マイアミのスタジアム。心臓が大きく音を立てた3年前を思い出し、高橋宏は再び大舞台に立てる喜びをかみしめた。
「マイアミの試合(米国との決勝)は一番緊張した。重圧やプレッシャーがすごい雰囲気の中で、野球ができることは人生でもないこと。前回は、緊張で何も覚えてなかった。今度は自信を持ってマウンドに上がって、バッターを抑えたいです」
23年大会は20歳で迎えた。高卒3年目でのWBC選出は、09年の楽天・田中将と並び史上最年少だった。中継ぎとして、3試合に登板し、計3イニングで3安打1失点。決勝の米国戦ではベッツ(ドジャース)やトラウト(エンゼルス)らと対峙(たいじ)した。
「あのレベルの高さの野球を経験することができたのはプラスになった。
初めての国際舞台。成長につながる出会いもあった。パドレスのダルビッシュ有投手(39)は、興味を持ったことは後輩にも質問。貪欲に学び続ける姿勢に刺激を受けた。
「あれだけの実力や実績があって、みんなが目指す人が、自分も何かを吸収しようっていう姿を見ると、僕もまだまだだなと感じさせられた。自分の成長につながったと思います」
憧れのドジャース・山本由伸投手(27)には果敢にアタックして、弟子入り。オフには一緒に自主トレし、疑問をぶつけ、技術や知識を吸収してきた。
「引き出しが増えた。準備で試合の投球内容は変わる。最近は、疲れや癖が出る中で、その日の自分が置かれている体の状態で、100%を出すことを意識している」
遺伝子検査を受け、体を知ることから始めた。山本も行うやり投げなどのエクササイズは“朝活”のルーチンに。けがをしない体作りに励んできた。
「前回大会は、がむしゃらに投げていたけど、頭を使えるようになった。球もよくなってるし、バッターの間合いになってるなとか、この球を投げたら抑えられるんじゃないかなっていう、感性の部分で分かるものは出てきた」
目指すは日本のエースだが、先発でも第二先発でも、中継ぎでも、全力で腕を振る覚悟だ。
「任されたところで、自分の役割を全うできるように」
再び、世界の頂点へ。一段と頼もしくなった若き右腕が連覇の原動力となる。
◆高橋 宏斗(たかはし・ひろと)2002年8月9日、愛知・尾張旭市生まれ。23歳。三郷小2年時に三郷ファイターズで野球を始める。小学6年時にドラゴンズ・ジュニア入り。尾張旭東中では豊田シニアに所属し、全国16強。中京大中京では1年夏からベンチ入りし、2年秋には明治神宮大会優勝。










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