◆米大リーグオープン戦 カブス―ホワイトソックス(20日、米アリゾナ州メサ=スローンパーク)

 カブス・鈴木誠也外野手(31)が20日(日本時間21日)、オープン戦初戦の本拠地・ホワイトソックス戦に「3番・中堅」でスタメン出場し、いきなり本塁打を放った。

 2打数1安打で5回表の守備から退いた誠也は「ある程度ゾーンは確認して自分のなんとなくストライク、ボールの感覚は同じですし、スイング自体は悪くないので、たまたまバットに当たって結果よかったですけど、しっかり振っているのが今日はよかったかなと思います」とうなずいた。

 今季初打席でいきなりアーチを描いた。1点を追う初回2死走者なしの1打席目。カウント2―2から先発右腕・キャノンの甘く入ったシンカーを捉えると、ぐんぐん伸びた打球は左中間席へ飛び込んでいった。打球速度は103・7マイル(約166・9キロ)、飛距離399フィート(約122メートル)、打球角度26度という一発だった。3回1死の2打席目は右腕・ミラーの前に空振り三振で2打数1安打だった。

 3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)へむけて、好発進を切った。キャンプ初日の16日(同17日)のキャンプイン時には「状態は悪くないです」と口にしていたが、その言葉通りのアーチを描いた。村上もスタメン出場した侍対決で、意地を見せた。

 オープン戦ではこれまでも結果を残してきた誠也。22年のメジャー1年目から3年目の昨季まで、オープン戦では2、6、3発で、計11本塁打を放ってきた。この日の一発で12発目となり、ドジャース大谷翔平投手(31)の8年間のオープン戦11本塁打を上回ったことにもなった。

 だが、守備では課題が残った。

この日は中堅でスタメン出場。これまでのメジャー4年間では昨年7月21日の本拠地・ロイヤルズ戦で1試合守っただけのポジションだが、侍ジャパンでの中堅起用を想定して、慣れないポジションにもついた。だが、4回1死満塁で村上宗隆内野手(26)の高々上がった打球を見失い、捕球することができずに2点適時二塁打となった。

 守備について誠也は「出だしは見えたので、オーバーの打球だと思って下がったんですけど、振り向いた瞬間にボールが太陽だったので、どうしようもないというか、どうにもできないので、その太陽の入り方だったり、アメリカはけっこうああいう状況下は多いので、練習してどうにかなるのか分からないですけど、ああいう1回目を切った場面で見たときに太陽が入るとなかなか見えないので、またコーチと話し合ってああいう場面は目を切らない方がいいのかとか、というのは少し話したり、練習したりするので確認できればいいのかなと思います」と苦笑いで振り返った。

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