昨年8月の全日本中学野球選手権大会ジャイアンツカップで準優勝を果たした旭川大雪ボーイズの最速136キロ右腕・前田健成、同135キロ右腕・樽井新太(ともに3年)が21日、旭川明成に合格した。道内外の強豪校から誘いを受けていたダブルエースが、春夏通じて甲子園出場経験のない私立校に進み、チームを聖地へと導く。

 旭川大雪ボーイズの二枚看板が旭川明成への進学を決めた。高校野球生活を地元でスタートさせることになり、「ひとまず合格できたので一安心」と前田。樽井は「自分たちの代で絶対に甲子園に行く」と意気込んだ。

 1998年創部の同校野球部は、2023年夏の北北海道大会で初めて決勝に進出。史上最高成績となる準優勝を果たした。当時のエース左腕だった千葉隆広(20)は育成ドラフト6位で巨人入り。激戦区の旭川において、近年は伝統校に負けない成績を残している。

 昨夏の選手権大会敗退後からは、小島隼監督が指揮を執る。昨秋も地区予選敗退と創部以来聖地には届いていないが、「小島監督の熱意が印象に残っていて、甲子園初出場にもロマンがあるので決めた」と樽井。練習参加だけでなく、部内の日常を発信しているSNSでも魅力を感じ、前田は「明るい雰囲気が合っていると思ったのと、自分たちで初めて甲子園に出てみたかった」と決め手を明かした。

 昨季は、ボーイズリーグの道内大会で他を圧倒。中学硬式野球リーグの頂点を決めるジャイアンツカップでは、決勝で世田谷西シニアに敗れたものの、全国でも実力が通用することを証明した。

2人を含めて当時のレギュラー5人が同校に進学予定で「1日でも早くレギュラーになる」と前田。樽井も「高校でもダブルエースで勝ち上がりたい」と力を込めた。(島山 知房)

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