ブルージェイズの岡本和真内野手は、22日(日本時間23日)、敵地レッドソックス戦のオープン戦遠征メンバーから外れ、キャンプ地フロリダ州ダンイーデンで練習した。この日の敵地へは片道約200キロと遠れており、主力はほぼ全員、遠征不参加。

クラブハウスやメディアルームでは、多くがミラノ・コルティナ五輪の男子アイスホッケー決勝、米国―カナダ戦にくぎ付けとなっていた。

 カナダ唯一のメジャー球団であるブ軍における冬季五輪の位置づけは微妙。シュナイダー監督は「ホッケーに限っては、カナダを応援する」と公言。殿堂入りの父、ゲレロ・シニアがモントリオール・エクスポス時代に生まれたゲレロは、WBCではドミニカ共和国代表だがカナダ国籍で、カナダを熱心に応援していた。広報らスタッフや、メディアはほとんどがカナダ人のため、当然、カナダを応援する。

 一方、米国生まれの所属選手は米国を応援する。スプリンガーは「俺はコネチカット生まれの米国人。当然、米国を応援する」と、米国代表ジャージーで球場入り。オーバータイムで米国が金メダルを獲得すると、「イェーッ! 最高だ。もう引退しても思い残すことはない」と珍セリフを発して大喜び。ホッケージャージーのままライブBPに参加した。

 カナダ人スタッフとメディアの落胆ぶりは気の毒なほどだった。

MLB公式サイトのマシソン記者は言う。「カナダ人にとって、ホッケーは国民的スポーツ。昨年のワールドシリーズ第7戦は1800万人の国民がテレビ観戦したが、きょうの決勝はそれ以上になるだろう。ブルージェイズの躍進のおかげで野球人気は上昇したが、カナダ全体ではアイスホッケーが一番の人気。きょうは最悪の日だ」とがっかり。カーリングなどウィンタースポーツ盛んなカナダにとって、大イベントの冬季五輪が閉幕。今度はブ軍が自国スポーツファンに話題を提供する番だ。

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