◆第33回チューリップ賞・G2(3月1日、阪神競馬場・芝1600メートル=1~3着馬に桜花賞の優先出走権)追い切り=2月25日、栗東トレセン

 活気に満ちあふれ、時計以上の動きだ。タイセイボーグ(牝3歳、栗東・松下武士厩舎、父インディチャンプ)は西村淳也騎手を背に、坂路で単走。

馬なりでもグイグイと駆け上がり、力強いフットワークを見せた。全体は55秒9と抑えめだが、ラストは12秒1。松下調教師は「しまいスッと反応していたし、これでいいなと。順調にこられました」とほほ笑んだ。

 昨年6月のデビュー時は馬体重466キロで、前走の阪神JFは486キロ。24日の時点で500キロあり、今回もプラス体重で出走できる見込みだ。松下師は「体重は増えているけど、重たさは感じないですね」と肉体面の成長を評価する。

 前走は不利な17番枠からでも、積極的に運んで先団へ。最後は坂で脚が上がり気味だったが、差し馬向きの速い流れだったことを考えれば、強い内容だった。指揮官も「しっかり走ってくれました」とたたえる。

 新馬勝ちのあとはオープン、G1含む重賞で〈2〉〈2〉〈3〉〈3〉着。高いレベルで安定しているが、2勝目が待ち遠しいのも事実だ。

「しっかり権利をとって桜花賞に向かいたい」。善戦続きに終止符を打ち、初タイトルを手にする。(水納 愛美)

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