◆米大リーグ オープン戦 ブルージェイズ7―8マーリンズ(26日・米フロリダ州ダンイーデン=TDボールパーク)

 ブルージェイズの岡本和真内野手(29)が26日(日本時間27日)、本拠地でのマーリンズとのオープン戦に「6番・三塁」で先発。第3打席に渡米後最速となる打球速度104・9マイル(約169キロ)の痛烈な左翼線2点タイムリーを放つと、二塁々上で“ペッパーミル”の仕草。

合流間近の”侍ジャパン”にメッセージを送った後、代走を出されて交代した。3打数1安打2打点1三振で、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表合流までの最終戦で3試合連続長打の有終の美を飾った。オープン戦は4試合に出場、10打席9打数3安打で4打点。打率は3割3分3厘。1本塁打2二塁打2三振1死球で、WBC参戦前の”一次オープン戦”を打ち上げた。

 

 待ってろよ、侍―。殊勲の2点タイムリーを放った岡本が、二塁上で“ペッパー・ミル”のしぐさをみせた。世界一を奪回した前回WBC2023年大会。侍ジャパンのセレブレーションとなった胡椒ひきのジェスチャーは日本中を熱狂させた。合流までのオープン戦最終戦最終打席で左翼線へ二塁打を放った岡本が、フロリダの地から、侍へ、熱過ぎるメッセージ。「特に意味はないので。触れないで下さい」。

照れ隠しに笑った。

 3打席の中で、修正力を発揮した。この日は三ゴロ、空振り三振と珍しく、ともにボール球に手を出したが、「タイミングの取り方だったり、1打席1打席ピッチャーも違いますし、そういう部分で自分の持っている課題をやっています」と迎えた第3打席。ボールカウント2―2から、高め96マイル(約154キロ)直球を痛打。メッツ戦のメジャー1号を上回る、渡米後最速の打球速度104・9マイル(約169キロ)の打球が左翼線に弾み、走者2人が生還。WBCまでの“一次キャンプ”の打ち納めに「打てないよりは、打てたほうがいいと思うので、ひとまず、良かった。3打席、怪我なく終われて良かったです」とうなずいた。

 オープン戦初の連戦を経験。この日はスプリンガーが「1番・DH」でオープン戦初出場。岡本を始め、ドミニカ共和国代表・ゲレロら、WBC5か国を代表する5選手が先発し、マウンドには開幕投手の“本命”ガウスマンがオープン戦初先発を1回無失点3奪三振と好発進。「3・27」開幕戦(対アスレチックス)スタメンを彷彿する顔ぶれがそろった中、3試合連続長打を記録した。

 一方、新採用のABS(ロボット審判)の対応などは、まだ模索中だ。

第1打席で内角へのボール球をストライクにコールされたが、チャレンジに至らず、「なんか、やっぱり、ボール違うかなと思っても、癖で、そのまま終わっちゃうんですよね。やる癖がついていないので。慣れていかないといけない」と、WBC後に戻ったキャンプでの課題も挙げた。

 オープン戦4試合を振り返り、「実戦感覚だったり、守備位置だったり、一旦経験できたのがよかった。本当に勉強です。全然日本と違う進み方をしているので、4試合で慣れたのかなと思いますけど、シーズンは違うと思うのでまた準備していきたい」と岡本。現地27日は遠征メンバーから外れ、キャンプ施設で調整する。

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