◆「ラグザス 侍ジャパンシリーズ 2026」中日―日本(28日・バンテリンドーム)

 侍ジャパンの大谷翔平投手(31)=ドジャース=が28日、壮行試合となる中日戦の試合前練習でバットを持ってグラウンドに現れると、球場からどよめきが起こった。グラウンドでフリー打撃を行うのは珍しい大谷が、2日連続での実施は極めて異例。

5階席へ推定160メートル級のアーチを放ち、3万人以上の大観衆の度肝を抜いた。

 前日27日に続き、カブス鈴木誠也、レッドソックス・吉田正尚との“豪華競演”が実現した。打席に入る際にはドジャースでの登場曲「Feeling Good」が流れ、1巡目でいきなりサク越えをマーク。合計25スイングで9発。中でも5階席への異次元アーチが飛び出した際には、どよめきが起き、大歓声に包まれた。同組でまわった同学年の鈴木も負けじと左翼5階席に放り込み、バンテリンドームを熱狂の渦に巻き込んだ。

 27日の試合前練習でもフリー打撃を実施。主役となったのは、やはり大谷だった。3スイング目にあいさつ代わりの鋭い打球を、今季から新設された右翼ホームラインウイングにぶち込んだ。1セット目は7スイングで2発を放ち、2セット目に本領を発揮。5発目で最長となる右翼4階席に特大弾を運んだ。3年前をほうふつとさせるフリー打撃で27スイング中、衝撃の11発。

ファンの視線をくぎ付けにした。

 メジャー組は規定で中日2連戦には出場できないため、試合序盤はベンチで盛り上げ、時差ぼけ対策もあってか試合中に、鈴木、吉田らとベンチから引き揚げていた。

 この日は大忙しの二刀流調整だ。大谷はチームバスで球場に到着し、バスから降りるとキャップを逆にかぶって“一番乗り”で球場入り。グラウンドにもいち早く現れると、ユニホーム姿でキャッチボールを開始した。一時、左翼フェンスにギリギリまで近づくと、ホームベース付近のブルペン捕手に投球モーションから投げ込んでいた。約100メートルほどの大遠投となった。最後はバッテリー間の距離で感触を確かめると、約10分間のキャッチボールが終了。最後には球を受けたブルペン捕手にグッドポーズを見せ、充実の笑顔で引き揚げた。

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